バイオグラフィー
1935年5月2日ミラノ生まれ。ミーナ、ミルヴァと並び称されるイタリアン・ポップス界の大ヴェテラン歌手。ミラノの富裕な家庭に生まれ、ケンブリッジ、ソルボン大学に留学するも、ミラノ小劇場で演劇界にデビューし、ミュージカル出演等を通じて歌手デビュー。1950年代後半のことです。
最初のヒット曲は1961年の「Cercami(チェルカミ)「。翌年ジェノヴァ派カンタウトーレのジーノ・パオーリが彼女のために作った「Senza fine(恋に終わりなく)「が大ヒットしました。以後もパオーリは「Anche
se(アンケ・セ)」、「Che cosa c'èどうしたの)」などヴァノーニに数々の名曲を書いています。
パオーリ作品以外にも1960年代には「Ammore mio(アンモーレ・ミオ)」、「Abbracciami forte(強く抱きしめて)」、「Io
ti darò di più(生命をかけて)」、など日本でもおなじみになった数々のヒット曲を残しています。
また、ルイジ・テンコらカンタウトーレの作品にいち早く着目したほか、1960年代後半以降ブラジルの曲も数多く取り上げ、「Tristezza(悲しみよ去って)」、「L'appuntamento(逢引き)」などがヒットしました。
以後現在にいたるまでマイペースに音楽活動を続けており、数年に1枚のアルバムをリリースしています。
アルバム紹介
Ornella Vanoni 「Più di me」(2008)
2008年のイタリア・ポップス界で大きな話題となったアルバムで、新曲2曲と彼女の代表曲9曲をイタリアを代表する歌手やグループと共演したものです。プロデュースはCelso
Valli(チェルソ・ヴァッリ)で、ほとんどの曲のアレンジも手掛けています。
1は新曲でEros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)とのデュエット。作曲も彼自身によるバラード曲です。2はJovanotti(ジョヴァノッティ)とのデュエットですが、彼のみこのアルバムに2曲参加するという熱の入れようで、ほかも10でデュエットしています。3はPooh(プー)が参加していますが、この曲はもともと1970年のサンレモ音楽祭でグループのCamaleonti(カマレオンティ)をパートナーとして歌った曲ですので、グループのプーを選んだのはよかったと思います。当時の録音は不協和音のイントロで始まるカマレオンティ・ヴァージョンの方が玄人好みで、ヴァノーニの方はいかにも「カンツォーネ「って感じなのですが、今回も基本的にはオリジナルのアレンジを踏襲しています。欲を言えば、演奏もプーに務めてほしかったところ。7はUmberto Bindi(ウンベルト・ビンディ)作曲による名曲中の名曲で、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)とのデュエットです。歌い上げる曲なので円熟味を増したモランディが適任でしょう。5は言わずと知れたGino Paoli(ジーノ・パオーリ)の作品でLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)とのデュエットですがオリジナルのワルツではなく、ダッラの個性を生かしたアレンジが興味を惹きます。6のデュエット相手のGiusy Ferreri(ジゥズィー・フェッレーリ)は今年ブレイクした女性歌手で、大御所ヴァノーニが彼女を起用したのも、フェッレーリの実力を買ってのことでしょう。7はClaudio Baglioni(クラウデイオ・バリオーニ)とのデュエットですが、バリオーニのキーが低すぎて、彼の高音が生かされていないのが残念です。こういう点がデュエットの難しいところです。8はブラジルの曲なので、同じく「ブラジル大好き」のFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)を起用。これは当たりで、マンノイアのノリもよく、二人の息も合っています。9はブラジルのRoberto Carlos(ロベルト・カルロス)の曲にBruno Lauzi(ブルーノ・ラウツィ)がイタリア語詞を書いたもので、Carmen Consoli(カルメン・コンソリ)とのデュエットです。バックのドラムがうるさく、コンソリのヴォーカルの良さが消されてしまっている感じがして残念です。上述の通りJovanotti(ジョヴァノッティ)がもう1曲参加している10に続くラストの11は新曲で、なんとMina(ミーナ)とのデュエット。本作が2008年に大きな話題となった理由はこのミーナとの共演です。この二人が共演するなんて、誰が想像したでしょうか。曲はAndrea Mingardi(アンドレア・ミンガルディ)によるロック調の曲です。曲の良し悪しはともかく、73歳のヴァノーニと68歳のミーナがこんな曲を歌うという、それだけでもパワーをもらった感じがします。
1.Solo un volo (con Eros Ramazzotti) 2.Più (con Jovanotti)
3.Eternità (con Pooh) 4.La musica è finita (con Gianni Morandi)
5.Senza fine (con Lucio Dalla) 6.Una ragione in più (con Giusy Ferreri)
7.Domani è un altro giorno (con Claudio Baglioni) 8.Senza
paura (con Fiorella Mannoia) 9.L'appuntamento (con Carmen Consoli) 10.Io
so che ti amerò (con Jovanotti) 11.Amiche mai (con Mina)
(COLUMBIA SONY BMG 88697393992)
Ornella Vanoni e Gino Paoli 「Live」(DVD)(2005)
2004年にジョイント・アルバムを発売した2人のコンサート・ツアーから2005年6月24・25日にウンブリア州Assisi(アッシーシ)のTeatro
Lyrickでのコンサートを収録したDVD作品。2枚組でDVD1はコンサート本編、DVD2はBACKSTAGEとEXTRAが収められています。
2人で行うコンサートは1984年以来21年ぶりで、今回は昨年発売した2人のジョイント・アルバム「Ti ricordi? no non
mi ricordo」からの曲を中心に、オーケストラをバックに往年のヒット曲やジェノヴァ派カンタウトーレの曲などが歌われています。
オープニングは1960年代のパオーリの作品でヴァノーニも歌ってヒットした1.「Che cosa c'è」で幕を開けます。そして2004年の新曲2.「Boccadasse」、パオーリが弾き語りで少しだけ3.「La
gatta」を歌い、そしてヴァノーニの1981年の軽快なヒット曲4.「Musica musica」と続きます。パオーリがソロで歌う新曲5.「Lo
specchio」に続く6. 「Averti addosso」はパオーリのヒット曲ですが、ヴァノーニがフルコーラス歌ったのは意外でした。8.「Sapore
di sale」はパオーリの大のヒット曲で、最初に観衆に歌わせています。第一部は11. 「Come si fa」で幕を閉じます。
第二部は18〜20のルイジ・テンコ、ウンベルト・ビンディ、ファブリツィオ・デ・アンドレというこの世を去った伝説のジェノヴァ派カンタウトーレ作品が感動モノ。「しあわせがいっぱい」として日本でもお馴染みの22.「Il
cielo in una stanza」はパオーリのソロで歌われています。2人のデュエット25・26でエンディングを迎え、アンコールは1984年のコンサートでも歌われていた27と近年のパオーリ作品で美しいメロディーの28で幕を閉じます。
観衆も大半が往時を知る年配の方々で、温かいまなざしで2人の演奏を見守っているのが印象的です。
DVD1
1. Che cosa c'è 2. Boccadasse 3. La gatta 4.Musica musica 5. Lo
specchio 6. Averti addosso 7. Questione di sopravvivenza 8. Sapore di sale
9. Vivere ancora 10. Io non t'amero per sempre 11. Questa notte c'è
12. Come si fa 13. Che cosa c'è (solo piano) 14 Dettagli 15.L'appuntamento
16. Una ragione di piu 17. La voglia, la pazzia 18. Lontano lontano 19.
La musica è finita 20. La canzone dell'amore perduto 21 Albergo
a ore 22. Il cielo in una stanza 23. Una lunga stora d'amore 24. Domani
è un altro giorno 25.Fingere di te 26. Senza fine 27. Ti lascio
una canzone 28.E m'innamorerai
DVD2
BACKSTAGE
EXTRA
(COLUMBIA COL 202997 9)
Ornella Vanoni 「Sogni proibiti」(2002)
プロデューサー、ソングライターとして数々のヒット曲を残しているアメリカのバート・バカラック(Burt
Bacharach)のカヴァー集。
タイトル曲1.「Sogni proibiti (Arthur's theme)」のほか、映画「明日に向かって撃て」(1969)のテーマ曲としてビリー・J・トーマスが歌い、アカデミー賞作曲賞、歌曲賞を受賞した2.「Gocce
di pioggia (Raindrops keep fallin' on my head・雨にぬれても)」など全12曲が収録されており、今回ヴァノーニのためにバカラックが書き下ろしたボーナス・トラックの新曲12.以外はすべてイタリア語の訳詞で歌われています。プロデュースはセルジォ・バルドッティで、1.〜5.、8.〜10.の訳詞も彼によるものです。アレンジはジァンフランコ・ロンバルディとカルロ・ガルジォーニが担当し、曲によっては美しいオーケストラの演奏が味わえます。。
この企画自体は面白いとは思いますが、ここのところのヴァノーニのアルバムはカヴァーが多く、そろそろオリジナルを聴かせていただきたいものです。
1.Sogni proibiti (Arthur's theme) 2.Gocce di pioggia (Raindrops keep fallin' on my head) 3.Passa e va (Walk on by) 4.Il mondo nei tuoi occhi (There's always something to remind me) 5.Magia (The look of love) 6.Non dirmi niente (Don't make me over) 7.Magic moments 8.Innamorata (The girl's in love with you) 9.Oggi il mondo vuole amore (What the world needs now is love) 10.Stretto a te (Close to you) 11.Non mi innamoro più (I'll never fall in love again) 12.Love is still the answer (inedito)
(EPIC EPC 510240 2)
Ornella Vanoni 「E poi...la tua bocca da baciare」(2001)
前作「Un panino una birra e poi...」では、主に1970年代のグループのヒット曲をカヴァーしたヴァノーニですが、本作はその続編とも言える内容で、1960・70年代の他人のヒット曲のカヴァー集です。プロデュースはマリオ・ラヴェッツィ。ルーチォ・バッティスティ作曲でブルーノ・ラウツィのヒット曲1.「Amore
caro,amore
bello」に始まり、ブルーノ・マルティーノが創唱してブラジルのジョアン・ジルベルトにより世界的なヒットとなった2.「Estate(夏のうた)」、カテリーナ・カゼッリの「Insieme a te non ci sto più」、カマレオンティの6.「Io
per lui(原題はIo per lei)」、ウンベルト・ビンディの7.「Il mio mondo」、ペッピーノ・ディ・カプリの8.「Nessuno al mondo」、ドナテッロの9.「Malattia d'amore」、リーノ・ガエターノの11.「Gianna(ジャンナ)」といった具合に、1960・70年代の曲を知るファンにはお馴染の曲が新たに録音されています。ラヴェッツィのアレンジはそれほど大胆さは感じられませんが、原曲のよさを生かした程よい仕上がりとなっています。なお、以前にヴァノーニが取り上げているウンベルト・ビンディの4.「Arrivederci」、セルジォ・エンドリゴの10.「Io
che amo solo te(君だけを愛して)」、ジーノ・パオーリの12.「Sassi(小石)」なども今回新たに録音し直されています。
前作と同様、デジパック仕様は初回のみなのでしょうか?
1.Amore caro,amore bello 2.Estate 3.Insieme non ci sto più 4.Arrivederci 5.Ora
sei rimasto solo 6.Io per lui 7.Il mio mondo 8.Nessuno al mondo 9.Mallatia
d'amore 10.Io che amo solo te 11.Gianna 12.Sassi
(Sony Music EPC 504972 9)
Ornella Vanoni 「Un panino una birra e poi...」 (2001)
オルネッラ・ヴァノーニの21世紀最初のアルバムは、イタリアのグループによって歌われてヒットした曲のカヴァー集に、新曲7.「Respirando」からなる全13曲によって構成されています。ジャンフランコ・ロンバルディによるオーケストラをバックに演奏されており、プロデュースはマリオ・ラヴェッツィ、原曲をベースとしながらも随所に工夫が凝らされているアレンジはカルロ・ガルジョーニとラヴェッツィによるものです。カヴァーはディク・ディクの1970年サンレモ参加曲1.「Io
mi fermo qui(ここにたたずんで)」、同じくディク・ディクのヒット曲でルーチォ・バッティスティの作曲3.「Vendo casa」、ノマーディの2.「Dio è morto」、10.「Io
vagabondo(che non sono altro)」、マティア・バザールの初期のヒット曲4.「Solo tu」、バンコの5.「Moby dick」、アルンニ・デル・ソーレのナポリ方言による6."´A
canzuncella」、9.「Concerto」、エキッペ84の曲が3曲と最も多く、8.「Bang bang」、ロベルト・ソッフィーチ作曲で彼自身も歌っている11.「Casa mia」、バッティスティ作曲で彼自身も歌っている13.「29 Settembre」となっています。2.「Dio
è morto」ではフランチェスコ・グッチーニがゲスト参加しています。ラストに「29 Settembre」を持ってきたのは、今は亡きバッティスティへのオマージュなのかも知れません。
1.Io mi fermo qui 2.Dio è morto 3.Vendo casa 4.Solo tu 5.Moby Dick 6.'A
canzuncella 7.Respirando 8.Bang bang 9.Concerto 10.Io vagabondo 11.Casa
mia 12.Una ragazza in due 13.29 Settembre
(CGD 8573866142)
Ornella Vanoni 「...adesso live album」 (1999)
2曲の新曲とライヴから構成されたアルバムです。新曲は坂本龍一作曲、大貫妙子作詞の「Tango」のカヴァーで、サムエーレ・ベルサーニがイタリア語詞を書いた「L'isola」と、1999年サンレモ音楽祭でエンツォ・グラニャニェッロが歌い、ヴァノーニが参加した「Alberi」です。ライヴは前作「Argilla」からの「Viaggeri」や、90年代のアルバムからモゴール作詞・マリオ・ラヴェッツィ作曲の「Stella
nascente」、「Insieme a te」など、その他メドレーが2編(ヒット曲とサンバ)収録されています。ミュージシャンは前作「Argilla」とほぼ同様の顔ぶれとなっています。
1.Isola 2.Senza paura 3.Viaggerai 4.Santallegria 5.Questa notte c'è
6.Insieme a te 7.Stella nascente 8.Per l'eternità 9.Vai Valentina
10.Uomini 11.medley: (Che cosa c'è - Senza fine - Dettagli - L'appuntamento
- Vedrai vedrai - Domani è un altro giorno) 12.medley: (La voglia
la pazzia - Samba per Vinicius - Samba della rosa - Tristezza) 13.La voglia
di sognare
(CGD 3984-26664-2)
Ornella Vanoni「Il giro del mio mondo」 (1989)
1989年に「Io come farò(とまどい)」で久々にサンレモ音楽祭に出場したヴァノーニですが、本作はそのサンレモ曲をジーノ・パオーリ、セルジォ・バルドッティと共作したマウロ・パガーニがプロデュースしています。この年やはり久々にサンレモに出場したパオーリも全面協力し、彼がサンレモで歌った5.「Questa
volta no(秘められた炎)」もヴァノーニに提供しています。パガーニはアレンジのほか、ヴォーカル、フルート、マンドリン、ヴァイオリン演奏と大活躍、今改めて聴いても実に新鮮なアルバムになっています。南部で人気の異色のカンタウトリーチェ、テレーザ・デ・シオも3.「Isole di fronte」を書いています。
1.Tu mi ricordi Milano 2.Io come farò 3.Isole di fronte 4.Il giorno
giovane 5.Questa volta no 6.Se tu volessi 7.I viaggiatori 8.Il contoe 9.Si
vedrà 10.Il ragazzo dell'angolo
(CGD 2292 44961-2)
Ornella Vanoni 「Ornella &...」 (1986)
下記ベスト盤とこちらが日本盤CDとして発売されましたが、現在は廃盤です。こちらの方はイタリア盤では現在も入手可能です。このアルバムは1940〜80年代に他のイタリア人歌手が歌ったヒット曲をジョージ・ベンソンら有名ジャズ・ミュージシャンをバックに歌った素晴らしい作品です。ヴァノーニがコンサートでもよく取り上げているルイジ・テンコらカンタウトーレの作品のほか、「La notte dell'addio(別れの夜)」、「La voce del
silenzio(静けさの声)」などサンレモ音楽祭で歌われた曲などもカヴァーしています。
1.Amarsi un po' (愛しあって) 2.Chissà se lo sai (わかってほしいのに) 3.Amore
baciami (愛のくちづけ) 4.Poesia (ポエジア) 5.Aria (幻想のアリア) 6.Il
mondo (限りなき世界) 7.Sì,viaggiare (愛の旅路) 8.La donna cannone
(輝く女) 9.Ti ricorderai (あなたを思う) 10.Ancora (アンコーラ) 11....E
penso a te (目を閉じて君を想う) 12.Ma l'amore no (けれど恋は) 13.La notte
dell'addio (別れの夜) 14.L'ultima occasione (最後の機会) 15.Nel cielo
dei bar (バールの空の中) 16.La voce del silenzio (静けさの声) 17.Una
sigaretta (煙草) 18.Occhi di ragazza (少女の瞳) 19.Se stasera sono qui
(夜の想い) 20.Canzone per te (君をうたう)
(KING K32Y 2093)
Ornella Vanoni e Gino Paoli 「Insieme」 (1985)
オルネッラ・ヴァノーニとジーノ・パオーリの共演2枚組ライヴ盤です。ディスク1ではパオーリの「Sassi」、「Io sò perché
d'amore」、ヴァノーニの「Domani è un altro giorno(明日は別の日)」、「La
voglia di sognare」などのヒット曲が中心です。ディスク2は彼らのヒット曲やブラジルの「Samba in preludio(Samba
em preludio)」、二人がこよなく愛するジェノヴァ派カンタウトーレのルイジ・テンコの「Vedrai vedrai」、「Lontano lontano」などがメドレーで歌われています。アレンジは「ひげの名指揮者・アレンジャー」のペッペ・ヴェッシッキォが担当しました。
DISC1
1.Mediterraneo 2.Sassi 3.Domani è un altro giorno 4.L'appuntamento
5.Dettagli 6.Più 7.Una ragione di più 8.La voglia di sognare
9.Col Branco 10.Io so perché l'amore 11.Non andare via 12.Ti lascio
una canzone
DISC2
1.Albergo a ore 2.Il cielo in una stanza 3.La gatta 4.Me in tutto il mondo
5.In un caffe (parlato) 6.Che cosa cè 7.Come si fa 8.Senza fine
9.La voglia,la pazzia... 10.Tristezza 11.Poeta, mio poeta 12.Samba in preludio
13.Vedrai vedra 14.Io sì 15.Sapore di Sale 16.Mi sono innamorato
di te 17.Lontano lontano
(CGD 2 CDS 6013)
Ornella Vanoni 「La voglia di sognare」 (1974)
1970年代の作品からはこちらを選んでみました。タイトル曲は「幻の日々」の題で日本人のカンツォーネ歌手も歌っているお馴染みの曲です。作曲はルーチォ・ダッラ、リッカルド・コッチァンテ、ブルーノ・ラウツィなどのカンタウトーレ陣。その他ブラジルの曲や、フランスのバルバラの曲もカヴァーしています。かつてはキングレコードから日本盤LPも発売されていました。なお、レーベル名の「Vanilla
」は彼女自身が設立した会社です。
1.La voglia di sognare 2.Lui qui lui la 3.La mia pazzia 4.Un mondo di più
5.Il male di vivere 6.È difficile non amarsi più 7.Guardo
guardo e guardo 8.Contenti 9.Alibi 10.Stringi stringi 11.Canto popolare
(CGD Vanilla 9031 70668-2)
Ornella Vanoni 「Ornella Vanoni Best 20」 (1987)
1960・70年代のヒット曲を集めたベスト盤で現在は廃盤です。「Ammore mio(アンモーレ・ミオ)」、「Abbracciami
forte(強く抱きしめて)」、「Io ti darò di più(生命をかけて)」、などお馴染みの曲がズラリと並んでいます。現在は契約の関係からかキングレコードからはヴァノーニのアルバムは出ていませんが、70〜80年代にはLPも出ていました。
1.Ammore mio (アンモーレ・ミオ) 2.Io ti darò di più (生命をかけて)3.Abbraciami
forte (強く抱きしめて) 4.Senza fine (恋に終わりなく) 5.Anche se (アンケ・セ) 6.Cercami
(チェルカミ) 7.Roma nun fa' la stupida stasera (ローマよ今夜はふざけないで) 8.La
musica è finità (音楽は終わったのに) 9.Mi piaci mi piaci
(好き好き好き) 10.Tristezza(Per favore va via...)(悲しみよ去って) 11.Un'ora
sola ti vorrei (恋のひととき) 12.Il tempo d'impazzire (陶酔のとき) 13.Mi
sono innamorata di te (あなたに恋して) 14.Ritornerai (リトルネライ) 15.Domani
è un altro giorno (明日は別の日) 16.L'appuntamento (逢びき) 17.Anonimo
veneziano (ベニスの愛) 18.Fili(Feelings) (フィーリング) 19.Stupidi (女ざかり) 20.Più
(ふたり)
(KING K32Y 2074)
Ornella Vanoni 「L'appuntamento」
ヴァノーニのイタリア盤のベストは数多く出ていますが、こちらはRicordi社から発売されているものです。1968年サンレモ入賞曲の13.「Casa
bianca(カーザ・ビアンカ)」、同1970年入賞曲の9.「Eternità(永遠)」のほか12.「Parla
più piano(ゴッドファーザー愛のテーマ)」など1960・70年代のものが14曲収録されています。他にRicordi社からはカンタウトーレ作品を集めた「I
cantautori」などがでており、ヴァノーニの初期の作品としてはこちらもおすすめです。
1.L'appuntamento 2.In questo silenzio 3.Sto con lui 4.Quale donna vuoi
da me 5.Mi piaci mi piaci 6.Che barba amore mio 7.Sono triste 8.Una
ragione di più 9.Eternità 10.Il mio mondo d'amore 11.Senza
di te 12.Parla più piano 13.Casa bianca 14.Finisce qui
(Ricordi CDOR 9105)