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Teresa De Sio | テレーザ・デ・シオ

バイオグラフィー

 1955年ナポリ生まれのカンタウトリーチェ(女性シンガー・ソングライター)。
 1970年代後半頃からトラッド色の濃い新たな音楽に取り組み、1978年におそらく初のソロ・アルバムである「Villanelle popolaresche del'500」を発売。続いて1980年に「Sulla Terra Sulla Luna」を発売。(オフィシャル・サイトにもこれが最初のアルバムと書かれていますが…。)
 初期の頃はフォーク、トラッド路線だったようですが、後にポップス歌手として1982年に自作曲をナポリ方言で歌ったアルバム「Teresa De Sio」がヒットして知られるようになりました。
 以後「Tre」(1983)、「Africana」(1985)、「Toledo E Regina」(1986)、「Sindarella Suite」(1988)、「Ombre rosse」(1991)、「La Mappa del Nuovo Mondo」(1993)、「Un Libero Cercare」(1995)、「Primo viene l'amore」(1997)、「la notte del Dio che balla」(1999)とアルバムを発売しています。

アルバム紹介

Teresa De Sio 「Toledo e regina」

Teresa De Sio 「Toledo e regina」(1986)

 ポップス歌手となった彼女のアルバムの中でも本作は異例の作品で、伝統的なナポレターナ作品をピアノを中心に小編成のオーケストラをバックに歌ったもので、むしろかつてのトラッド路線に近いものなのでしょうか。1.「Passione(情熱)」、2.「Palomma 'e notte(夜の蛾)」、3.「Piscatore 'e Pusilleco(プジレコの漁夫)」、4.「I'te vurria vasa!(あなたにくちづけを)」、5.「Santa Lucia luntana(遥かなるサンタ・ルチア)」、7.「Voce 'e notte(夜の声)」といった叙情的な名曲を彼女ならではの少し癖のある声で歌っています。
(PHILIPS 830 542-2)

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