バイオグラフィー
1974年5月16日ラヴェンナ郊外のソラローロ生まれ。現在イタリアでも最も人気・実力がある若手女性歌手。
父親はピアノ・バーに出演する歌手で、幼い頃から音楽に親しんでいました。
1991年にカストロカーロ新人コンテストに出場。1993年サンレモ音楽祭新人の部で「La solitiudine(孤独を抱きしめて)「で優勝。デビューアルバム「Laura
Pausini「は日本を含めた諸外国でも発売されました。
翌1994年再びサンレモ音楽祭に出場し、「Strani amori(不思議な愛)「を歌ってビッグの部の3位に入賞しました。
以後も「Le cose che vivi「(1996)、「La mia risposta「(1998)、「Tra
te e il mare「(2000)…と、発売するアルバムすべてが好調な売上を記録し、現代イタリアを代表する女性歌手となっています。
アルバム紹介
Laura Pausini 「Primavera in anticipo「(2008)
2004年の「Resta in ascolto「以来久々の4年ぶりとなるスタジオ録音オリジナル曲によるアルバムで、タイトルは「早春「を意味します。
プロデュース、アレンジは曲によって異なり、1・2・11・12がパウズィーニ自身とギタリストのPaolo Carta(パオロ・カルタ)の共同、3・4・5・7・8・9・13がDado Parisini(ダド・パリズィーニ)、6・10・14がCerso Valli(チェルソ・ヴァッリ)が担当しています。
1はミディアムテンポの明るい曲で、同じ1曲目ということもあってかどことなくアルバム「Tra te il mare「に収録されていた「Siamo
noi「を思わせる曲調です。2はシングルカットされたバラード曲で、伸びのあるヴォーカルが味わえます。3はタイトル曲のデュエット・ヴァージョンで、パートナーはイギリス人のシンカー・ソングライターのジェイムス・ブラント。曲の冒頭は「Resta
in ascolto「の1曲目、「La prospettiva di me「に似ています。
本作は秋に出されたアルバムということもあり、バラードの比率が高く、1・3・9・13以外はほぼバラード調の曲となっています。なお、13はタイトル曲のソロ・ヴァージョン。ラスト14は叙情的なバラードで締めくくられています。
前述のように、過去の曲に似ている曲があったり、バラード中心で曲調が似通っている点などから、新鮮味に欠ける感じがします。曲を厳選して10曲ぐらいにまとめた方がよいのかもしれません。こんなことを書くと、全国のラウラ・ファンを敵に回すかもしれませんが…。
なお、本作は通常のイタリア語盤のほか、スペイン語盤との2枚組、さらにその2枚にDVDを加えた限定盤も発売されています。
1.Mille braccia 2.Invece no 3.Primavera in anticipo (It is
my song) - duetto con James Blunt 4.Nel modo più` sincero
che c'è 5.Un fatto ovvio 6.Il mio beneficio 7.Prima
che esci 8.Più` di ieri 9.Bellissimo così 10.L'impressione
11.La geografia del mio cammino 12.Ogni colore al cielo
13.Primavera in anticipo 14. Sorella terra
(Warnermusic Italia 5051865053620)
Laura Pausini 「Io canto「(2006)
2006年秋、イタリアではカヴァー・アルバムがちょっとしたブームになっていますが、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリオーニ)が1950年代後半のモドゥーニョから1970年のバッティスティまでを取り上げたのに対し、このラウラ・パウズィーニはその続きともいうべき、バッティスティ以降のカンタウトーレの作品を集めたカヴァー集となっています。
イタリア語のほかに、スペイン語、フランス語盤が用意され、イタリア語とスペイン語の2枚組も発売されています。
1はシングル・カットされ、先行してラジオやビデオなどでも頻繁に流れている曲で、1979年のRiccardo Cocciante(リッカルド・コッチァンテ)のヒット曲。オリジナルが1970年代という曲もあり、ラウラのヴァージョンはより洗練されたアレンジに仕上がり、伸びやかに歌っています。プロデュース・アレンジはCerso
Valli(チェルソ・ヴァッリ)。2はちょうどラウラがデビューした年でもある1993年に、そのデビュー・アルバムにも参加していたRaf(ラフ)のヒット曲。プロデュースとアレンジをラフの曲と同じDado Parisini(ダード・パリズィーニ)が務めていますが、アレンジがオリジナルに比べて平凡なのが惜しまれるところです。3は無精髭が流行にもなり、アコースティックなサウンドでファンも多いNino Buonocore(ニーノ・ブォノコーレ)のヒット曲で、こちらもDado Parisiniのアレンジですが、原曲のイメージに近くアコースティックで好感が持てます。Lucio Battisti(Lucio Battisti)の4では、スペイン語圏向けにコロンビアのシンガー・ソングライター、Juanes(フアネス)とデュエットを披露しています。6はEros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)の1996年の作品で、Cerso Valliのアレンジ。こちらも原曲のアレンジの方がよいと思います。Zucchero(ズッケロ)の7ではフランス語圏向けにフランスのヴェテランJohnny Hallyday(ジョニー・アリディ)とデュエットしています。8はMichele Zarrillo(ミケーレ・ザッリッロ)の大ヒット曲で、既に多くの歌手がカヴァーしていますが、叙情のあるDado Parisiniのアレンジも素晴らしいです。9はIvano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ)の1979年のヒット曲で、1と同様に現代的なロック・アレンジとなり、趣が違います。12はイタリア語圏向けにオリジナルのティツィアーノ・フェッロ(Tiziano
Ferro)とのデュエット。本作中最も新しい世代のカンタウトーレとのデュエットは話題を呼ぶことでしょう。13はRenato Zero(レナート・ゼロ)の1994年のヒット曲ですが、円熟のカンタウトーレであるゼロの大曲も難なくこなしています。ゼロのヒット曲「Spalle al muro「を思わせるCerso
Valliのアレンジが印象的です。Pino Daniele(ピーノ・ダニエーレ)の大ヒット曲15もCerso Valliのアレンジで、オリジナルのイメージを損なわないアコースティック・ギターを中心としたものとなっています。ラストの16はClaudio Baglioni(クラウディオ・バリオーニ)のお馴染みの曲ですが、希望に満ちた歌詞の内容にマッチしたラウラのヴォーカルが余韻を残します。
カヴァー・アルバムということで賛否両論あるかとは思いますが、新世代のカンタウトーレのカヴァー集は比較的珍しく、新鮮味があります。日本で知名度が高い彼女が、日本では一部の愛好者を中心にしか知られていない現代イタリアのカンタウトーレの曲を取り上げることによって、イタリアン・ポップスへの関心が高まっていけばよいと思います。
1.Io canto (Riccardo Cocciante) 2.Due(Raf) 3.Scrivimi(Nino
Buonocore) 4.Il mio canto libero (con Juanes) (Lucio Battisti) 5.Destinazione
paradiso(Gianluca Grignani) 6.Stella gemella(Eros Ramazzotti) 7.Come
il sole all'improvviso (con Johnny Hallyday) (Zucchero) 8.Cinque
giorni(Michele Zarrillo) 9.La mia banda suona il rock(Ivano Fossati)
10.Spaccacuore(Samuele Bersani) 11.Anima fragile(Vasco Rossi)
12.Non me lo so spiegare (con Tiziano Ferro) (Tiziano Ferro) 13.Nei
giardini che nessuno sa(Renato Zero) 14.In una stanza quasi rosa(Biagio
Antonacci) 15.Quando(Pino Daniele) 16.Strada facendo(Claudio
Baglioni)
(Warnermusic 5051011729027)
なお、曲目リスト中のカッコ内はその曲を歌ったオリジナル歌手名です。
Laura Pausini 「Live in Paris 05「(CD+DVD) (2005)
2005年3月22・23日パリ、ゼニット劇場でのコンサート・ライヴ作品。CDとDVDの2枚組構成で、曲目は若干異なっています。
彼女のライヴ作品は2002年に発売されたDVDがありましたが、CDの発売はファンにとっては待望のもので、しかも「どうせなら映像も観たい「という両方のニーズに応えたものといえるでしょう。
パワフルな声はCDでも味わえますが、笑顔を絶やさない表情、衣装の変化などはDVDでならでは。パリでのコンサートということで、最初はやや観衆がおとなしいという印象でしたが、盛り上がるにつれてイタリア語で合唱しています。
曲の構成も最新アルバム「Resta in ascolto「からの曲や、デビュー曲「La solitudine「、切ないバラード曲「In
assenza di te「、「Incancellabile「、英語圏進出を狙った「Surrender「など代表曲をほぼ網羅しており、時にはスペイン語やポルトガル語でも歌っています。
CD
1.Gente 2.Un'emergenza d'amore 3.Vivimi 4.La solitudine 5.Se fué 6.Strani
amori 7.Escucha atento 8.La prospettiva di me 9.Medley:Cuando se ama(sei
que me amavas)-Mi rubi l'anima-Un amico e così-Come se non fosse
stato mai amore 10.Tra te e il mare 11.In assenza di te 12.Incancellabile 13.Surrender 14.E
ritorno da te 15.Le cose che vivi 16.Viveme
DVD
1.Gente 2.Un'emergenza d'amore 3.Vivimi 4.Mi abbandono a te 5.La solitudine 6.Benedetta
passione Ogni volta 7.Non c'è 8.Medley:Strani amori-Lettera-Il mondo
che vorrei-Il tuo nome in maiuscolo 9.Resta in ascolto 10.La prospettiva
di me 11.Come se non fosse stato mai amore 12.Tra te e il mare 13.In assenza
di te 14.Incancellabile 15.Surrender 16.E ritorno da te 17.Le cose che
vivi
Extras:Escucha atento(Extra Live Track),Benedecida pasión(Bonus
Videoclip)
(WARNER MUSIC ITALIA 5051011122620)
Laura Pausini 「Resta in ascolto「(Special Edition CD+DVD) (2004)
ラウラ・パウズィーニのイタリア語による全曲新曲によるアルバムとしては、2000年の「Tra te e il mare「以来4年ぶりにあたるもので、今回も前作同様の親しみやすい曲調が中心のアルバムとなっています。
CD1.はミディアム・テンポの曲で、2001年の「The best of Laura Pausini「に新曲として収録されていた「E
ritorno da te「に似た曲調。と思ったら、作者も同じでPausiniとCheope、Danielによるものでした。2.は前作でもタイトル曲を手がけていたビアージォ・アントナッチの作品でバラード曲。タイトル曲3.はややロック色の曲。4.は一転して哀愁のあるバラード曲で、伸びのあるヴォーカルを堪能できます。5.はイタリア・ロック界の神様、ヴァスコ・ロッシが詞を書いており、テンポのある曲です。8.では再び厚みのある演奏をバックに、スケールの大きなバラードを聴かせてくれます。10.も同様で、1998年の「La
mia risposta「に収録されていた「In assenza di te「を思わせるしっとりとしたバラードです。ラストの11.はマドンナの曲のカヴァーで、Pausini自身が訳詞を手がけており、随所にオリジナルの英語のフレーズが出てくるのが印象的です。
一方、DVDはボーナス・トラックとして短いバラード曲1.をはじめ、本作のタイトル曲のビデオ・クリップ2.、同曲のメイキング3.、スペイン語曲のクリップ6.、フランスの女性歌手エレーヌ・セガラとのデュエット曲のクリップ7.などが収録されており、最後にPausini自身が本作について語っており、ミュージシャンやライター陣などについて触れています。
CD
1.La prospettiva di me 2.Viveme 3.Reata in ascolto 4.Il tuo nome inmaiuscolo 5.Benedetta passione 6.Come se non fosse stato mai amore 7.Cosìimportante 8.Parlami 9.Dove l'aria è polvere 10.Amara veramente 11.Miabbandone a te
DVD
1.Prendo te (Bonus track) 2.Resta in ascolto 3.Making of the video-Resta in ascolto 4.Escucha atento 5.Making of the photoshoot 6.De tu amor 7.Onn'oublie jamais rien, on vit avec (Il ricordo che ho di noi) with Helene Segara 8.EPK (Electroni press kit)
(WARNER MUSIC ITALIA 0505467563421)
Laura Pausini 「Live 2001 2002 WORLD TOUR「(DVD) (2002)
ラウラ・パウズィーニ初のDVDで、タイトル通り2001・2002年のコンサート・ツアーの映像作品です。
なお、PAL方式のため、日本の一般のDVDプレーヤーでは見ることが出来ませんが、NTSC/PAL変換機能付きDVDプレーヤー、PAL対応DVDプレーヤー+マルチシステムテレビ、パソコンのDVD-ROMなどでは再生可能です。
コンサートは2001年12月のミラノでの公演の模様が収録されており、オープニングはアルバム「Best Laura Pausini「に新曲として収録されていた1.「E
ritorno da te「。その他1993年のサンレモ音楽祭新人の部優勝曲9.「La solitudine「、1994年サンレモ3位入賞曲17.「Strani
amori「など、ラウラのファンにはお馴染みの曲全21曲が演奏されており、11.「Tra te e il mare「では作曲者のカンタウトーレ、ビアージォ・アントナッチがゲスト参加しています。また、英語曲の13.「One more time「なども歌っています。それにしても、よくまあパワー全開で全21曲持つなあ、と感心してしまいます。なお、このコンサートには各界の著名人が聴きに来ていたようですが、映像ではさすがにその辺のところはわかりませんでした。個人的には、14.「Incancellabile「、19.「In
assenza di te「といった素晴らしいバラード曲が収録されていて、満足しています。
コンサート以外にもビデオ・クリップ、バックステージなど各種の映像が収録されており、とても内容が濃い作品となっています。
1.E ritorno da te 2.La mia risposta 3.Gente 4.Il mondo
che vorrei 5.Ascolta il tuo cuore 6.Un'emergenza d'amore 7.Seamisai
8.Fidati di me 9.La solitudine 10.Le cose che vivi 11.Tra
te e il mare (con. Biagio Antonacci) 12.Una storia che vale 13.One
more time 14.Incancellabile 15.Angeli nel blu 16.Mi rubi
l'anima 17.Strani amori 18.Non c'è 19.In assenza di
te 20.Il mio sbaglio più grande 21.E ritorno da te
(WARNER MUSIC VISION 5050466-1091-2-5)
Laura Pausini 「The Best of Laura Pausini E ritorno da te「(2001)
ラウラ・パウズィーニのベスト盤はこれが2枚目にあたり、本作は新曲2曲と、5曲の新録を含む全16曲が収録されました。新曲はタイトル曲1.「E
ritorno da te「と16.の「Una storia che vale「の2曲。新録は2.「La
solitudine「、ネック(Nek)がベーシストとして参加している3.「Non c'è「、4.「Strani
amori「、5.「Gente(Ordinary people)「、ブラジルのジルベルト・ジル(Gilberto
Gil)とのデュエットによる8.「Seamisai(Sei que me amavas)「です。聴きどころはアレンジが凝っている2.と、5.、8.あたり…。また、新録ではありませんが10.「Mi
respuesta「は「La mia risposta「のスペイン語ヴァージョン。そして13.「One
more time「はケビン・コスナーの映画「Message in a bottle「の挿入曲でアルバム未発表曲です。欲を言えば5年前の作品である6.「Incancellabile「、7.「Le
cose che vivi「、9.「Ascolta il cuore「なども新たに録音して欲しかった気がします。本作はマルチメディア・トラックも収録されていて、写真やスクリーンセーバーなどが入っていますが、ビデオクリップなどは収録されていません。オフィシャル・サイトからダウンロード可能なのでそれで見てね、ってことなのでしょうか。
1.E ritorno da te 2.La solitudine 3.Non c'è 4.Strani
amori 5.Gente 6.Incancellabile 7.Le cose che vivi 8.Semisai
(Sei que me amavas) (con Gilberto Gil) 9.Ascolta il tuo cuore 10.Mi
respuesta 11.In assenza di te 12.Un'emergenza d'amore 13.One
more time 14.Tra te e il mare 15.Il mio sbaglio più
grande 16.Una storia che vale
(CGD 092741035-2)
Laura Pausini 「Tra te e il mare「 (2000)
ベスト盤を除いて通算5作目のアルバムで、日本盤は「海のように「と題されています。例によってスペイン語盤も発売されています。全体的な印象としては、3作目までのオーソドックスなポップス路線に戻った感があります。ラウラの音楽性については日本では賛否両論ありますが、幅広いファン層をターゲットとするにはこうしたポップス路線でいいのではないでしょうか。今回もラウラは曲作りに参加していて、全14曲中12曲の作詞と2曲の作曲に共作者としてクレジットされています。アレンジャーにはダド・パリズィーニやチェルソ・ヴァッリらを迎え、しっかりとした音作りが保証されています。曲としてはビアージォ・アントナッチが作曲し、シングル・カットされたタイトル曲4.を中心に、秋にふさわしいバラード曲が主体で、詞の内容はすべて愛をテーマにしたものでした。英語で歌われているエンディングのバラード14.「The
extra mile(あなたを想う気持ち)「は「POKEMON 2000「のサントラ曲です。
1.Siamo noi 2.Volevo dirti che ti amo 3.Il mio sbaglio più
grande 4.Tra te e il mare 5.Viaggio con te 6.Musica sarà
7.Anche se non mi vuoi 8.Fidati di me 9.Ricordami 10.Per
vivere 11.Mentre la notte va 12.Come si fa 13.Jenny 14.The
extra mile
(伊盤 CGD east west 857384396-2・日本盤ワーナーAMCE-7194)
Laura Pausini 「La mia risposta「 (1998)
4作目のアルバムで、プロデュースは前作に続いてダド・パリズィーニ。録音はミラノ・ハリウッド・ニューヨークで行われています。バックミュージシャンもアメリカ人を起用するなど、ラウラの世界進出への意気込みが感じられます。曲も今まで以上に低音を使用したものが増えています。13.の「ルッキング・フォー・アン・エンジェル「はフィル・コリンズが彼女のために書き下ろした作品で、モデナで行われたパヴァロッティ&フレンズ・コンサートでも歌って話題を呼びました。
1.La mia risposta 2.Stanotte stai con me 3.Un'emergenza d'amore
4.Anna dimmi si 5.Una storia seria 6.Come una danza 7.Che
bene mi fai 8.In assenza di te 9.Succede al cuore 10.Tu
cosa sogni? 11.Buone verita 12.La felicità 13.Looking
for an angel
(伊盤CGD east west398424719 2・日本盤ワーナーAMCE-2952)
Laura Pausini 「Le cose che vivi「 (1996)
ベスト盤を除いて3作目のアルバムです。曲数も増え、ラウラの世界がぐっと広がった感があります。プロデュースが前作までのアンジェロ・ヴァルシリオからダド・パリズィーニに代わりました。最初にヒットしたのは3.「Incancellabile「で、この曲は「孤独を抱きしめて「、「不思議な愛「などに共通したどこかで聴いたことのあるメロディーながらも心に響くバラードで、私は大好きです。続いてタイトル曲の1.「Le
cose che vivi「がヒットしました。スペイン語・ポルトガル語盤もあります。
1.Le cose che vivi 2.Ascolta il tuo cuore 3.Incancellabile
4.Seamisai 5.Angeli nel blu 6.Mi dispiace 7.Due
innamorati come 8.Che storia è 9.16/5/74 10.Un giorno
senza te 11.La voce 12.Il mondo che vorrei
(伊盤CGD 0630 15555 2・日本盤ワーナーAMCE-2017)
Laura Pausini 「Laura「 (1994)
セカンド・アルバム。日本盤は発売されていません。1994年サンレモ音楽祭で3位に入賞した3.「Strani amori(不思議な愛)「や、続いてヒットした1.「Gente(人たち)「が収録されています。このアルバムリリース後、1stと2ndからの選曲に、「孤独を抱きしめて「の英語盤を加えたベスト盤が発売され、こちらは日本盤も出ました。本作では、個人的には1.3.の他に2.「Lui
non sta con te「、4.「Ragazze che「、5.「Il coraggio che
non c'è「、10.「Lettera「が気に入っています。
1.Gente 2.Lui non sta con me 3.Strani amori 4.Ragazze
che 5.Il coraggio che non c'è 6.Un amico e così
7.Amori infiniti 8.Cani e gatti 9.Anni miei 10.Lettera
(CGD 4509-95573-2)
Laura Pausini 「Laura Pausini「 (1993)
デビューアルバム。サンレモ音楽祭新人の部で優勝した6.「La solitudine(孤独を抱きしめて)「や、続いてヒットした1.「Non
c'è(あなたはいない)「などが収録されています。2.の「Mi rubi l'anima(ハート泥棒)「では同じレコード会社のラフとデュエットしています。日本盤も発売されましたが、ジャケットが異なります。伊盤(写真左)の方が顔がよくわかって良いと思うのですが… エロス・ラマッツォッティの時もそうでしたが日本のレコード会社のセンスを疑います。なお、Lauraはイタリアでは「ラウラ「と読むのですが、日本盤では「ローラ「と表記されています。
1.Non c'è 2.Mi rubi l'anima(con Raf) 3.Dove sei 4.Baci
che si rubano 5.Tutt'al più 6.La solitudine 7.Perche
non torna più 8.Il cuore non si arrende
(伊盤CGD 4509-92385-2・日本盤ワーナーAMCE-592)