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Renato Zero | レナート・ゼロ

バイオグラフィー

 奇抜なコスチュームと化粧で、女性的なアーティストとして知られるレナート・ゼロ。彼のファン層は様々で、若者たちにもとても人気があるアーティストです。
 1950年9月30日ローマ生まれ。本名レナート・フィアッキーニ。1966年ローマのパイパー・クラブのリタ・パヴォーネのショーにダンサーとして出演し、同年最初のシングル盤「Non basta mai」を発売。1969年フェリーニ監督の映画「サテリコン」に出演、1970年ミュージカル「ヘアー」のイタリア語盤、ロックオペラ「オルフェオ9」に出演しています。
 1972年RCAと契約し、翌1973年最初のアルバム「No! Mamma,no!」を発売、続いて翌1974年セカンド・アルバム「Invenzioni」を発売しました。1976年「Madame」がヒットし、アルバム「Trapezio」を発売。1977年のアルバム「Zerofobia」からは「Mi vendo」、「Il cielo」がヒットし、スターとしての地位を確立しました。1978年自身のレーベル「Zerolandia」を設立。1979年「Il Carozzone」がヴェネツィア音楽祭でグランプリとしての「金のゴンドラ」を受賞。
 1980年代に入ると派手な化粧等はややおとなしくなり、曲調も落ち着いたバラード・ナンバーが目立つようになりました。1991年には「Spalle al muro」で初めてサンレモ音楽祭に出場して3位。以後1993年にも「Ave Maria」でサンレモに出場しています。1993年「音の都」として「Fonopoli」のプロジェクトを発足。これは音楽を中心とした文化の街を作るという、壮大な計画です。計画はローマ市との間の折り合いがつかず遅れているようですが、1997・98年と夏のディスクに出ずっぱりで「Fonopoli」をPRして一般聴衆に訴えていました。(その後どうなったでしょうか?)
 1998年発売の「Amore dopo amore」は最高傑作とも称される大作で、日本の愛好者の間でも支持されています。
 その後もコンスタントにアルバムを発表して活躍中。

アルバム紹介

Renato Zero 「SEIZERO」

Renato Zero 「Sei Zero」(3DVD) (2011)

 2010年9月29・30、10月2・3・5・6・8・9日の計8回にわたり、ローマのシエナ広場(Piazza di Siena)で開催された60歳還暦の記念コンサートからの3枚組ライヴDVD。
 お馴染みのRenato Serioのオーケストラをバックに、実に多彩なゲストを招いたコンサートです。
 DVD1のオープニングは新曲で、彼の出身地でこのコンサートの開催地であるRomaを歌った曲、タイトルもズバリ「Roma「。4.「Amico「、5.「Siamo eroi「など、序盤から好選曲です。Tosca(トスカ)とのデュエット14「Inventi「は、もともとゼロのヒット曲ですが、かつてToscaのアルバムでデュエットが実現したもので、最近ではミュージカル出演が中心の彼女との共演は貴重な映像です。また、17のように、ゼロがゲストLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)の曲を歌ってデュエットするシーンも見逃せません。
 DVD2は3のFiorella Mannoia(フィオレッラ・ノンノイア)、5のAndrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)、7・8のRita Pavone(リタ・パヴォーネ)と大物ゲストが目白押しです。特にRita Pavone(リタ・パヴォーネ)との共演は、元々ゼロのデビューがローマのパイパー・クラブのRita Pavoneのショーにダンサーとして出演したということで、リタがゼロを可愛がっている様子がわかり、よいシーンです。
 DVD3は終盤に8日間のコンサートに出演したゲスト歌手出演シーンのダイジェストがあります。そして、仮面を付けて登場したエンディングの名曲13「Il cielo「で感動のコンサートは幕を下ろします。
 8日間のコンサートからの編集されているため、ところどころで衣装が元に戻ったり、上述のとおりゲストが多彩過ぎて、一部は3枚目にメドレーとして収録されている(RafやIrene Grandiなどコンサートに出演したゲストの中にも本作に収録されていない人もいる)など、欲を言えばきりがありませんが、8日間にわたりこのようなコンサートを行った彼はすごいとしか言いようがありません。
 写真集、ポスカート付の豪華BOXに収められている本作は、限定発売のためシリアルNo.付です。

DVD 1
1.Intro-Roma 2.Io uguale io 3.Niente trucco stasera 4.Amico 5.Siamo eroi (feat.Coro di Santa Cecilia) 6.Ancora qui 7.Vivo 8.Periferia 9.Emergenza noia 10.Il maestro 11.Voyeur 12.Ha tanti cieli la luna (feat.Cecilia Gasdia) 13.Felici e perdenti 14.Inventi (feat.Tosca) 15.Guai 16.Marciapiedi 17.Piazza Grande (feat.Lucio Dalla) 18.Sogni di latta 19.Un uomo da bruciare 20.Accade 21.Medley (Artisti-Nafta-Lungara-Ancora fuoco-L’equilibrista-Galeotto fu il canotto)

DVD 2
1.La favola mia 2.Fortuna 3.Cercami (Fiorella Mannoia) 4.Morire qui 5.Più su (feat.Andrea Bocelli) 6.Baratto 7.Medley Pavone(Alla mia età-Co essuno-Cuore-Che mi importa del mondo-Fortissimo) (feat.Rita Pavone) 8.Mi Vendo (Rita Pavone) 9.Spiagge 10.Muoviti adesso 11.Dormono tutti (feat.Carla Fracci) 12.Il sole che non vedi 13.Stamo na crema (feat.Gigi Proietti) 14.Figaro 15.A braccia aperte 16.Letti (feat.Monica Guerritore) 17.Compilation DJ(Sbattiamoci-Sgualdrina L'Ambulanza-Chi Sei-Sergente no!-Amore si amore no-Profumi,balocchie maritozzi) 18.Il Carrozzone

DVD 3
1.Triangolo (feat.Raffaella Carrà) 2.Magari 3.Sesso o esse 4.Il Jolly 5.Nei giardini che nessuno sa(feat.Mario Biondi) 6.Qualcuno mi renda l'anima 7.L'Incontro 8.La mia generazione 9.Resisti 10.I migliori anni della nostra vita 11.Il carrozzone (feat.Banda della Polizia di Stato) 12.Medley Ospiti (Oltre ogni limite/Gigi D'Alessio-Fermati/Avion Travel-Per non essere così /Marco Mengoni-Gli ex/Ron-Una miniera/New Trolls-Pionier/Solisti dell'Accademia di S.Cecilia-I commedianti/Sabrina Ferilli-Figli della guerra/Michele Zarrillo-Arrendermi mai/Mattia De Luca-Spalle al muro/Mariella Nava-Ave Maria/Albano Carrisi-Arrivederci Roma/Amedeo Minghi feat. Renato Zero)  13.Il Cielo
(TATTICA 8034097060212)


Renato Zero 「Il dono」

Renato Zero 「Il dono」(2005)

 2005年発売の作品で、通常盤のほかにデュアルディスク、デラックス・リミテッド・エディションの3種類が同時発売されました。私はというと、通常盤かデュアルディスクかで迷っていたところ、イタポ・フェスタの皆さんが通常盤で十分とのことでしたので通常盤を購入しました。
 オーケストラの指揮はお馴染みのRenato Serio(レナート・セリオ)。
 オープニングの1は彼の十八番ともいえるスケールの大きなバラード作品です。2はヘブライ語で「神の精神」との意で、サビで繰り返されるそのフレーズが印象に残る軽快な曲です。3はギターがスペインらしさを感じさせるラテンのノリの曲です。6も軽快な曲で、コーラスが楽しく、1980年代あたりの曲想を感じさせます。7はピアノをバックに切々と歌い、オーケストラをバックに盛り上がっていくバラード曲で、ゼロとGuidettiとの共作で、同じコンビによる1と似た傾向の曲です。アップテンポの8を挟んで9は再び叙情的なバラード曲で、ゼロとMaurizio Fabrizio(マウリツィオ・ファブリツィオ)との共作。M.Fabrizioは本作では5曲にクレジットされています。10は彼には珍しく、ブルース調のアレンジの曲。ラスト12は荘厳なオーケストラをバックに歌うバラードで、2005年のヴァティカンのクリスマスコンサートでも披露しました。最後は数秒間の無音の後にバンド紹介があります。
 大作「Amore dopo amore」に比べると、収録時間56分強とやや物足りなさもありますが、名盤だと思います。
1.Mentre aspetto che ritorni 2.Immi Ruah  3.Mi chiamo aria  4.Radio o non radio  5.Una vita fa  6.Stai bene lì  7.Dal mare  8.Ti stupirai  9.L'esempio  10.Fai da te  11.D'aria e di musica  12.La vita è un dono
(Tattica 82876759202)


Renato Zero 「La curva dell'angelo」

Renato Zero 「La curva dell'angelo」(2001)

 かつては派手な衣裳と化粧で有名でしたが、最近は収録時間の長い大作アルバムがお馴染みで、すっかり落ち着いた雰囲気の歌手となっています。1998年の「Amoredopo amore」で、日本でもすっかりイタリアン・ポップス愛好者に人気の歌手となりました。
 本作はポップな曲とバラードがほぼ交互に並んだバランスよい選曲となっていますが、「Amoredopo amore」ほどの感動は味わえないかも…。ま、感じ方は聴く人それぞれなんですけど。大半の曲のアレンジを担当しているのはフィオ・ザノッティですが、2.4.6.などのポップな曲のアレンジが今ひとつ面白みに欠けるように思います。3.や7.などバラード系の曲は最近のゼロのバラード曲に共通するオーケストラをバックにしたもので、スケールを感じる曲なのですが…。エンディングの13.はエンニオ・モリコーネのオーケストラによる演奏となっています。
1.Svegliatevi poeti 2.Qualcuno mi ha ucciso 3.Il maestro 4.Storie da dimenticare 5.Lamedicina 6.Nuda proprieta 7.Libera 8.Fuori gioco 9.Innocente 10.Anima grande 11.Unnemico sincero 12.Non cancellate il mio mondo 13.Pura luce
(Tattica TAT 504971 2)


Renato Zero 「Tutti gli Zeri del mondo」

Renato Zero 「Tutti gli Zeri del mondo」(2000)

 オリジナル曲とカヴァーからなるもので、3.はフランスのシャルル・.アズナヴールの「大根役者」、4.はファブリツィオ・デ・アンドレ作曲でミーナも歌っていた「マリネッラの歌」。6.はドメニコ・モドゥーニョ作曲でオルネッラ・ヴァノーニも歌ったナポレターナの「素敵なあなた」。8.ルイジ・.テンコメドレーで「ヴェドライ・ヴェドライ」と「遠く離れて」。10.はウンベルト・ビンディのメドレーで「私の世界」、「イル・ノストロ・コンチェルト」、「音楽は終わったのに」。11.はルーチォ・.バッティスティのカヴァー。他はオリジナル曲で構成されています。13.では1999年にゼロの曲を集めたアルバムを出したミーナが参加。バックは全編にわたりレナート・セリオのアレンジ・指揮によるオーケストラが導入された美しいもので、もちろんゼロの円熟味のあるヴォーカルも素晴らしく、おすすめです。
1.L'imbarco 2.Il pelo sul cuore 3.L'istrione 4.La canzone di Marinella 5.La voce mia 6.Tu si 'na cosa grande 7.Le mie donne 8.Vedrai vedrai / Lontano lontano 9.Quello che non ho detto 10.Il mio mondo / Il nostro concerto / La musica è finita 11.Anche per te 12.La zeronave 13.Tutti gli zeri del mondo 14.Via dei Martiri
(Fonopoli 498489 2)


Renato Zero  「Amore dopo amore」

Renato Zero  「Amore dopo amore」(1998)

 各愛好者のサイトでも「彼の最高作」との声が高い本作は「愛そして愛」というタイトルで、13曲入り73分を超える大作です。曲調は「L'imperfetto」と同様の5分以上の長い曲を中心としたポップスで、98年の「夏のディスク」で彼はこのアルバムからの曲を多数披露して聴衆にアピールしました。70年代のような派手な化粧はないものの、このアルバムのタイトルを取って「Amore dopo amore,tour dopo tour」と題されたコンサート・ツアーの模様を集めた99年発売の2枚組ライヴの写真を見ると、相変わらずコンサートでは様々な衣装を身にまとい、観客を熱狂の渦に巻き込んでいるようです。
1.L'italiana 2.Cercami 3.Emergenza noia 4.Mi ameresti 5.Vive chi vive 6.L'impossibile vivere 7.Erotica apparenza 8.Dimmi chi dorme accanto a me 9.La grande assente 10.I commedianti 11.Pericolosamente amici 12.La pace sia con te 13.Figaro
(Fonopoli FON 489912 2)


Renato Zero  「L'imperfetto」

Renato Zero  「L'imperfetto」(1994)

 1980年代後半からLPからCDへと時代が変わり、彼のアルバムも2枚組LPから収録時間の長い1枚のCDとなっていきました。本作も12曲入りで約65分のアルバムです。1.「Amando amando」、3.「facce」、5.「felici e perdenti」、8.「Nel giardino che nessuno,sa」などアップテンポの曲から歌い上げる曲まで多彩で、好みの問題とはいえ歌物が好きな方には推薦できます。
1.Amando amando 2.Aria di pentimenti 3.Facce 4.Roma malata 5.Felici e perdenti 6.Bella gioventù 7.Digli no 8.Nei giardini che nessuno sa... 9.L'ultimo guerriero 10.Vento di ricordi 11.Dubito 12.Chi
(Fonopoli FON 477481 2)


Renato Zero 「Zeropera」

Renato Zero  「Zeropera」 (1993) (VHS/PAL)

  2本組VHSビデオです。1993年に発売された下記のアルバム「Quando non sei più di nessuno」をベースとして、「Zeropera」の名のもと、オペラ調に演出をを凝らしたコンサートかと思いきや、内容はローマ、フラミニオ・スタジアムでの野外コンサートです。「Quando non sei più di nessuno」と同様にRenatoSerio(レナート・セリオ)が率いるオーケストラをバックに歌われています。
 オーケストラをバックにバラード主体の内容で、Atto secondoの7のようなリズミカルな曲ではダンサー出身の彼ならではの踊りを披露し、会場は熱狂の渦に包まれます。エンディングはお馴染みの「Il cielo」で締めくくられます。
 多くの曲がメドレー形式のため、彼の曲をよく知らないと今どの曲を歌っているのかがわかりにくいのが難点ですが、Atto primoの7と10は未発表曲とあってDVD化が望まれるところです。
Atto primo
1.Il Jolly (Introduzione)  2.Medley: Vivo-L'aquilone Piero-Chi piu chi meno-Non sparare-Ho dato 3.Che ti dò  4.Figli della guerra  5.Marciapiedi  6.Medley: Vagabondo cuore-Ostinato amore-Artisti-Sogni di latta  7.Nel fondo di un amore  8.Quando finisce il male  9.Niente trucco stasera  10.Fine favola  11.Ha tanti cieli la luna

Atto secondo
1.Medley: Resisti-Fortuna-Guai,  2.L'altra bianca  3.Una magia  4.Padre nostro  5.Medley: Uomo, no-Più su-Amico  6.Spalle al muro  7.Voyeur  8.E ci sei  9.Casal de'pazzi  10.Il cielo
(Fonopoli/Sony Music Video Enterprises 200552-2)


Renato Zero 「Quando non sei piu' di nessuno」

Renato Zero  「Quando non sei più di nessuno」 (1993)

  1993年にサンレモ音楽祭に2回目の出場を果たしたゼロ。本作ラストに収録されている「Ave Maria」を歌いましたが、5位に終わり、観衆からは上位入賞者へのブーイングと「Renato」コールが起きていました。
 1980年代の彼の作品は2枚組が多かったのに対し、本作は12曲入り約56分とこじんまりとした感がありますが、内容的にはとても充実しています。ヴァティカンのコンサートなどでお馴染みの名指揮者・アレンジャーのRenato Serio(レナート・セリオ)がアレンジとプロデュースを担当(プロデュースはゼロ自身と共同)し、彼の率いるオーケストラをバックに歌われています。
 サックスのソロが印象的なオープニングの1からいきなりスケールの大きいバラードが味わえます。続く2もバラード。3はミディアム・テンポですが、70年代に多かったディスコ調の曲とは違い、軽快さの中にも貫禄を感じさせます。5は「Aho-aho(アウ・アウ)」というフレーズが印象的な愉快な曲。そして6は本作中最もスケールが大きいバラード曲で、美しいピアノとオーケストラをバックに歌う哀愁を帯びたメロディーが印象に残ります。その後も7・8・10とバラード曲が多く、その間に挟まれている軽快な曲とともに飽きることはなく、名作といえますが、2006年1月現在入手困難となっているのが残念であります。
1.Il ritorno  2.Una magia  3.Che ti do  4.L'altra bianca  5.Amore al verde  6.E ci sei  7.Oltre ogni limite  8.Quando finisce il male  9.Pipistrelli 10.Figli della guerra  11.Casal de' pazzi  12.Ave Maria
(Zerolandia 74321-13543-2)


Renato Zero  「Prometeo」

Renato Zero  「Prometeo」 (1991)

 レナート・ゼロは1991年にはじめてサンレモ音楽祭に出場し、マリエッラ・ナーヴァが書いた「Supalle al muro」を歌い2位に入賞しました。本作は彼の40歳のバースデー・コンサートの模様を収録した2枚組ライヴ盤です。エンディングにスタジオ録音で上述の「Supalle al muro」が収録されています。観衆の「レナート」コールを聴くと彼の人気の高さがうかがえます。なお、収録曲が少し異なりますが、「Zero 40 Live」(下記参照)の題でビデオも発売されました。
CD1
1.Amico 2.Per non essere così 3.Il Jolly  4.Motel  5.Morire qui  6.Nuovi santi  7.No! mamma, no! 8.Spiagge  9.Ancora fuoco 10.Santa Giovanna  11.Mi vendo
CD2
1.Ed io ti seguirò  2.Sterili  3.Notte balorda  4.La tua idea  5.Tragico samba  6.Salvami  7.Madame  8.L'Equilibrista  9.Accade  10.Spalle Al Muro
(Zerolandia ZD 74952(2) )


Renato Zero  「Zero 40 Live」

Renato Zero  「Zero 40 Live」 (1991) (VHS/PAL)

 上述の「Prometeo」のVHS版。ただし、収録曲と収録順が異なります。
 Firenzeの劇場で行われた40歳のバースデーコンサートですが、それほど会場は大きくなく、アットホームな印象を受けます。
 エンディング近くで大きなケーキが用意され、ファンが「ハッピーバースデー」を合唱(もちろんイタリア語で「Tanti auguri a te!」と歌ってます)します。
 観衆の一人一人を指差して抱きしめるポーズをするレナート、感極まって涙する女性ファン。映像作品ならではの熱気が伝わってきます。
 収録曲はCDに比べてバラード曲が中心。1980年代の曲がほとんどで、1970年代のものは大ヒット曲の13のみとなっています。
1.Amico 2.Per non essere così 3.Ostinato amore  4Artisti  5.Notte balorda  6.Ed io ti seguirò  7.Ho dato  8.Talento  9.I nuovi santi  10.Il grande mare  11.Rose  12.Accade  13.Il cielo  14.Giorni
(Polygram video 4400825563)


Renato Zero 「Tregua」

Renato Zero 「Tregua」 (1980)

 1980年代に入ると彼のアルバムは2枚組が多くなり、実に意欲的な活動を行っています。本作も彼自身のプロデュースによる2枚組で、ディスク1の9.「Amico」がヒットしました。「Amico」の作曲はダリオ・バルダン・ベンボ。なお、レーベル名「Zerolandia」は言うまでもなく彼が設立したものです。
CD1
1.Guai  2.Niente trucco stasera  3.Santa Giovanna  4.L'ultimo luna park  5.Profumi, balocchi & maritozzi  6.Grazie a te  7.Beati voi  8.Amico
CD2
1.Per te  2.Metti le ali  3.Non sparare  4.Onda gay  5.Svegliati  6.Fortuna  7.Buon natale  8.Amore si, amore no  9.Potrebbe essere Dio
(Zerolandia ZD 74962(2) )


Renato Zero 「Zerofobia」

Renato Zero 「Zerofobia」(1977)

 上述のように彼がスターとしての地位を確立したアルバムです。1.「Mi vendo」、10.「Il cielo」がヒット。特にバラード・ナンバーの10.は現在でも彼の代表曲としてコンサートではかならず歌われており、1999年のパヴァロッティ&フレンズでも演奏されて日本盤にも登場しています。
1.Mi vendo  2.Vivo  3.Sgualdrina  4.Tragico samba  5.L'ambulanza  6.Morire qui  7.La trappola  8.Regina  9.Manichini 10.Il Cielo
(RCA PD 71475)

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