HOME > Artist Index > Irene Fargo

Irene Fargo | イレーネ・ファルゴ

バイオグラフィー

 1963年11月1日ブレッシァ郊外のパラッツォーロ・スッルオリオ(Palazzolo sull'oglio)生まれ。本名フラヴィア・ポッツァリオ(Flavia Pozzaglio)。
 1987年にカストロカーロ新人コンテストに参加しますが、注目されませんでした。その後1990年に最初のアルバムをリリースし、1991年サンレモ音楽祭新人の部に「La donna di Ibsen(イプセンの女)」で参加し2位、翌92年もサンレモ新人の部で「Come una Turandot(トゥーランドットのように)」でまたも2位となりました。1992年セカンド・アルバム「La voce magica della luna」を発売。ナナ・ムスクーリを思わせる透き通った声での歌唱力は抜群で、眼鏡をかけた風貌もなんとなくムスクーリを思わせたものです。
 その後コンスタントにテレビ番組等にも出演、アルバムも1993年「Labirinti del cuore」、1995年「'O core 'e Napule」、1997年「Fargo」とリリースしています。

アルバム紹介

Irene Fargo 「Fargo」

Irene Fargo 「Fargo」 (1997)

 Tringというナポリのマイナーなレーベルに移ってのアルバムです。プロデュースはアドリアーノ・ペンニーノ。新曲は1.〜5.のみで6.〜10.は既に発売されている曲のライヴ・ヴァージョン。このあと新譜は出ていない模様で、活動も主にナポリにおける歌番組などを中心に行っているようです。
(Tring TRI 038)


Irene Fargo 「'O core 'e Napule」

Irene Fargo 「'O core 'e Napule」 (1995)

 本作がリリースされた頃はなぜかナポレターナ・ブームでミーナミルヴァなどもナポレターナ集のアルバムを発売しています。本作もナポレターナ集。プロデュースはヴィト・アネッリ。ナポリの人でしょう。2.「五月だった」、3.「あなたにくちづけを」、4.「激しく愛す」、5.「五月の夜」、7.「サンタ・キァーラ寺院」、8.「アネマ・エ・コーレ」、10.「情熱」、11.「レジネッラ」、12.「彼の人に伝えて」などお馴染みのナンバーがずらりと並んでいます。アレンジ、オーケストラ指揮者はかのパオロ・オルミです。
(CAROSELLO 300 571-2) 


Irene Fargo 「Labirinti del cuore」

Irene Fargo 「Labirinti del cuore」 (1993)

 本作ではプロデューサー、アレンジャーがフィオ・ザノッティに代わり、ソングライター陣も一新しました。プーのメンバーであるロビー・ファッキネッティと、元プーのメンバーで作詞をしているヴァレリオ・ネグリーニのコンビによる曲が3曲、ネグリーニ作詞でザノッティとプーのドディ・バッターリアとの共作曲が1曲(5.「Io ti vedo」でドディーはギターも弾いています)、カンタウトリーチェのマリエッラ・ナーヴァが2曲、新進カンタウトーレのダニエーレ・フォッサーティの曲が1曲、そのフォッサーティが作詞し、イヴァン・グラツィアーニが書いた曲が1曲、といった具合です。前作よりも親しみやすいナンバーが増えたのはライター陣の一新によるものです。
(COLOSELLO TCDCLN 25165)


Irene Fargo 「La voce magica della luna」

Irene Fargo 「La voce magica della luna」 (1992)

 上述のように92年サンレモ新人の部で歌った1.「Come una Turandot(トゥーランドットのように)」が入っているアルバムです。プロデュース・アレンジはエンツォ・ミチェーリ。1.は典型的なサンレモ・タイプの歌い上げる曲なので、好みが分かれるとは思いますが、スケールの大きい歌唱が魅力的です。8.は先行発売されたシングル「Ugo」のリミックス・ヴァージョン。スペインで発売された盤には本作に前年サンレモ新人の部参加曲の「La donna di Ibsen」が追加されています。
(COROSELLO CDCLN 25158)

このページのトップへ