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Francesca Alotta | フランチェスカ・アロッタ

バイオグラフィー

 1968年パレルモ生まれ。父親はテノール、母親はソプラノ歌手、祖母はヴァイオリン奏者という音楽一家に生まれました。彼女も音楽学校に通い、ヴァイオリン、ピアノ、声楽を学びました。
 1988年ローマに移り、人気テレビ番組の「ドメニカ・イン」でコーラス・ガールを務めていましたが、同番組のプロデューサーの勧めでソロ歌手となり、1991年のカンタジーロ新人の部で優勝。翌92年のサンレモ音楽祭新人の部でアレアンドロ・バルディとのデュエットで「Non amarmi(愛さないで)」を歌い優勝に輝きました。そして、初のアルバム「Fragilita」を発売。翌93年のサンレモでは「Un anno di noi(私たちの1年)」を歌い、10位に入賞しました。この年セカンド・アルバム「Io e te」を発売。その後94年にナポレターナの歌合戦形式のテレビ・フェスティヴァル「VIVA NAPOLI」で「Munatserio 'e Santa Chiara(サンタ・キァーラ寺院)」を歌った程度でしばらく目立った活動はありませんでしたが、1997年にアルバム「Buonanotte alla luna」を発売しています。

アルバム紹介

Francesca Alotta 「Buonanotte alla luna」

Francesca Alotta 「Buonanotte alla luna」 (1997)

 サード・アルバムで、プロデュースはマルコ・ファラジャーニ。「Luna(月)」がテーマとなっていて、全ての曲が月を歌ったもの。タイトル曲1.と7.「Chissa dov'e la luna」、1.のリプライズの13.がオリジナル曲です。その他はカヴァーでジァンニ・トーニの2.「Luna」、ヴァスコ・ロッシの3.「Dillo alla luna」、オリジナルを歌ったロレダーナ・ベルテが参加している4.「E la luna busso」、ニール・セダカが歌った5.「La terza luna」、ミーナの6.「Tintarella di luna(月影のナポリ)」、ジョヴァノッティの9.「Sole luna」、ペッピーノ・ディ・カプリが歌ったナポレターナで、本作ではフェデリコ・サルヴァトーレがクラシック・ギターと歌で参加している10.「Luna caprese(カプリの月)」、エロス・ラマッツォッティの11.「Dammi la luna(月を下さい)」、フレッド・ブスカリオーネの12.「Guarda che luna」などが収録されています。それなりに楽しめますが、初々しかった頃に比べて、声も一瞬ロレダーナ・ベルテ?と思わせるようなかすれた声に変わりました。
(Sony Music PEN 48782 2)


Francesca Alotta 「Io e te」

Francesca Alotta 「Io e te」 (1993)

 セカンド・アルバム。ミディアム・テンポのタイトル曲は、1.のほかエンディング12.に別テイクが収録されています。プロデュースは前作に続いてヴィンチェ・テンペラとマッシモ・ルーカ。コーラスに後にソロを出すスザンナ・パリージが参加しています。2.はフィオルダリーゾとのデュエット曲で、テレビ番組「ドメニカ・イン」のエンディング・テーマ曲。6.「Un anno di noi」はサンレモ入賞曲でジァンカルロ・ビガツツィ、マルコ・ファラジャーニ、ベッペ・ダーティの共作。ルベルト・ソフィーチが作曲したバラード10.「Un giorno insieme」もいい。彼女の最高作だと思いますが、今では入手困難。 (DISCHI RICORDI TCDMRL 6470)

 


Francesca Alotta 「Francesca Alotta」

Francesca Alotta 「Francesca Alotta」 (1992)

 デビュー・アルバム。プロデュース・アレンジはヴィンチェ・テンペラとマッシモ・ルーカです。テンペラはキーボードを、ルーカはギターを演奏しています。1.〜7.がマッシモ・ルーカの作曲によるもので、ミディアム・テンポのポップス・ナンバーです。本作には数少ないバラードのうち8.「Sentimenti」がアレアンドロ・バルディの作曲で、彼もアルバムで歌っています。サンレモ新人の部優勝曲「Non amarmi」はエンディング10.に収録。日本盤は1年遅れで93年に発売され、同年サンレモ入賞曲「Un anno di noi(私たちの1年)」とそのカラオケが追加されました。新人歌手として期待されていましたが、1993年のラウラ・パウズィーニのデビューが不幸だった?
(DISCHI RICORDI CDMRL 6450)

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