バイオグラフィー
詳しい経歴は不明なのですが、1970年代に作詞家としてイヴァ・ザニッキの「Ciao cara come stai?(さよならも言わずに)」や、ミーナの「L'importante è finire(終わりが大切)」、「Ancora ancora ancora(アンコーラ・アンコーラ・アンコーラ)」、「Amante
amore(アマンテ・アモーレ)」など数々の名曲に詞を書いていました。
歌手としても「Delitto e Castigo」(1989)、「Amiche」(1991)、「Futtetenne」(1992)など数枚のアルバムを残しています。
アルバム紹介
Cristiano Malgioglio 「Amiche」 (1991)
彼のアルバムはLP・CDで4枚持っているのですが、電子楽器を使ったバックが軽くてあまり好きになれなかったのです。しかし、本作だけは別格。ブラジルのシンガー・ソングライターで、サンレモ音楽祭にも出場していることからイタリアでも有名で、多くの歌手がカヴァーしているロベルト・カルロスの曲にマルジォリーオがイタリア語訳詞を書いたものを集め、さらにそれらをミルヴァなどのベテラン女性歌手とデュエットするというもの。主なところでは1.「Amica」がミルヴァと、2.「Notte
madrilena」がフランスのシルヴィ・ヴァルタンと、5.「Ex innamorati」がリタ・パヴォーネと、6.「La
gelosia」がイヴァ・ザニッキと、8.「Briosa malinconia」ロザンナ・フラテッロとデュエットしています。10.「Ti non ti scordar di me」のみソロで歌っています。気になるアレンジの方はプログラミングされたキーボードを多用しているものの、ギターがブラジルの曲らしい味を出していて、案外気に入っているアルバムです。
(DISCHI RICORDI CDMRL 6432)