バイオグラフィー
1972年10月29日Catania(カターニァ)生まれ。1998年にイタリアを代表する詩人・作詞家であるMogol(モゴール)の音楽学校CETにおいてヴェネト・ロンバルディアのポピュラー音楽コースで奨学金を得ました。
1999年にはアルバム「Canzoni per Ornella Vanoni e Mario Lavezzi「においてOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)の「Stella nascente「を歌いましたが、彼女がより好んでいたのはブラジル音楽でした。2001年の初アルバム「Para
voce^ querido Cae'「はCaetano Velosoに捧げたものです。
そしてBungaro(ブンガロ)が書いた曲「Agisce「を歌い、レカナーティ(Recanati)のコンテストで批評家賞を受賞。2003年のサンレモ音楽祭新人の部にBungaroと共作した「Lividi
e fiori「 で出場し、批評家賞と最優秀歌唱賞(Premio Mia Martini della Criticaとil premio
Alex Baroni per la miglior interpretazione)を受賞。アルバム「Indirizzo portoghese「を発売しました。このアルバムではAvion Travel(アヴィォン・トラヴェル)のFausto Mesolella(ファウスト・メソレッラ)とTony Canto(トニー・カルト=Arancia Sonoraのギタリストi)とともに仕事をしています。また、同じシチリア島出身のカンタウトーレ、マリオ・ヴェヌーティ(Mario Venut)とはデュエットもしています。
2007年に発売されたアルバム「Funambola「は、Premio Tenco(ルイジ・テンコ賞)でアルバム・ベスト5に選出され、このアルバムのラストに収められたポルトガル語で歌われている曲「Noite
Luar「は、映画音楽家のPaolo Buonvino(パオロ・ボンビィーノ)との共作で、Giovani Veronesi.(ジォヴァンニ・ヴェネローズィ)監督の映画「Manuale
d'amore「(邦題=イタリア的、恋愛マニュアル)のエンディング曲となり、映画は大ヒットしたことにより、彼女の名も広く知られるようになりました。
2010年にはイタリア商工会議所の招待により初来日も果たしています。
2010年暮れにはアルバム「Il canto dell'Anguana「(Hotel Rifとの共作名義)も発売予定。
アルバム紹介
![Patrizia Laquidara 「Funambola」](../foto_cd/laquidara_002.jpg)
Patrizia Laquidara 「Funambola「(2007)
公式には下記の「Indirizzo portoghese「に続いて2作目のアルバムとなります。全裸のジャケット写真、そして中身の収録曲も前作とはイメージを異にする作品です。前作がトラッド色が強かったのに対し、本作はフレンチ・ボサノヴァ系なサウンドとでもいうべきでしょうか。
1.は彼女自身の作詞・作曲で、ギター、ピアノ、ベース、ドラムといったアコースティックな演奏をバックに、軽快に歌います。4.も彼女自身の作詞・作曲で、浮遊するようなイメージのストリングスの音色が効果的です。5.はアコースティック・ギターとともに、静かに歌うバラード。9.はカンタウトーレのPacifico(パチフィコ)によるもので、落ち着いたメロディーを持つ曲です。11.はパトリツィアと同様にブラジル音楽に傾倒しているJoe Barbieri(ジョー・バルビエリ)の曲で、アコースティックギターをバックに歌い、知らなければブラジルの曲だと思ってしまうかもしれません。そしてラストは日本でも話題となった映画、「Manuale
d'amore「のエンディングで使用された名曲「Noite Luar「で締めくくられています。この曲のビデオ・クリップは、映画のDVDにも収録され、日本でも入手可能です。
派手に歌い上げるようなタイプではありませんので、イタリアモノを敬遠されているような、他ジャンルのファンの方にも聞いていただきたいアルバムです。
1.Pioggia senza zucchero 2.Se qualcuno 3.Senza pelle 4.Nuove confusioni 5.L'equilibrio
è un miracolo 6.Le cose 7.Addosso 8.Ziza 9.Chiaro e gelido mattino 10.Oppure
no 11.Va dove il mondo va 12.Personaggio 13.Noite Luar
(Ponderosa CD037)
![Patrizia Laquidara 「Indirizzo portoghese」](../foto_cd/laquidara_001.jpg)
Patrizia Laquidara 「Indirizzo portoghese「(2003)
解説文は準備中につき、しばらくお待ちください。
1.Mielato 2.Indirizzo portoghese 3.Caotico 4.Dentro qui 5.Sciroppo di mirtilli 6.Kanzi 7.Agisce 8.Le
rose 9.Essenzialmente 10.Per causa d'amore (con Mario Venuti) 11.Uira puro 12.Lividi
e fiori 13.Cu cu rru cu cu' paloma
(Virgin 5949592)