バイオグラフィー
1941年4月23日ピエモンテ集のアスティ生まれ。弁護士でありカンタウトーレであるパオロ・コンテの弟。若い頃は兄パオロと共にジャズ、ポピュラー、シャンソンに傾倒していました。1960年代にはジャズを演奏していたパオロのグループでドラムスを担当していました。その後作曲家としてロザンナ・フラテッロの「Non
sono Maddalena」をはじめ、ミーナやミルヴァなどに曲を提供しています。
最初のアルバムは1983年の「Zona Cesarini」でした。(これ以前にもあるかも…)
続いて「L'Erba di San Pietro」(1987)、「Giorgio Conte」(1993)、「Concerto(Live)」(1995)、「La
vita fosse」(1997)、「Eccomi qua」(1999)、「L'ambasciatore dei sogni」(2000)と発売しています。
アルバム紹介
Giorgio Conte 「Giorgio Conte」(1993)
イタリアでも日本でも兄のパオロの方がよく知られていますが、弟のジォルジォの方もとても味があるカンタウトーレです。パオロの方はジャズで、インテリ層に人気があるカンタウトーレですが、ジォルジォの方がどちらかといえば一般受けするような明るい曲を書いています。本作はルーチォ・ファブリのプロデュース、アレンジによる作品で、ジォルジォは数曲ギターを演奏しています。1.「Cose che si dicono」はオルネッラ・ヴァノーニが参加した軽快なナンバー。2.「Per
cosa」はこの年久々にポップス・アルバムを出したミルヴァに提供した曲。5.「Sotto il sole con il mare」はオルネッラ・ヴァノーニに提供した曲で、まさにタイトル通り太陽のもと、海辺を散歩しているような雰囲気の曲。6.「Modulazione
di frequenza」ではエリオがゲスト参加。「Karaoke Karaoke」というフレーズが出てくる明るい曲です。12.「Davvero
propizio il giorno per il toro e il capricorno」は、本作中最もジャズィーな曲で、ロッサーナ・カザーレとのデュエット。彼女のアルバム「Alba argentina」にも収録されています。
(DISCHI RICORDI TCDMRL 6469)