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Claudio Fiori | クラウディオ・フィオーリ

バイオグラフィー

 1980年12月18日トスカーナ州ルッカ県のカステルヌオーヴォ・ガルファニャーナ(Castelnuovo Garfagnana)生まれ。
 幼い頃から歌い始め、13歳で初めて地元のコンクールに参加しました。ルッカのルイージ・ボッケリーニ音楽院でソルフェージュと理論を学んで卒業し、パブで歌う傍らコンクールに参加、ピアノ、サックス、歌唱法などを学びました。
 1999年サンレモ音楽アカデミー(Accademia di Sanremo)でMango(マンゴ)の「Luce」を歌って3位以内に入り、翌2000年のサンレモ音楽祭新人の部にエントリー。「Fai la tua vita」を歌いました。
 その後しばらく話題を聞きませんでしたが、長い沈黙を破り、ようやく2006年になってアルバムの発売が確認できました。

アルバム紹介

Claudio Fiori 「Claudio Fiori」

Claudio Fiori 「Claudio Fiori」 (2006)

 クラウディオ・フィオーリのおそらく最初のアルバム。ウンベルト・トッツィ(Umberto Tozzi)ラフ(Raf)マルコ・マズィーニ(Marco Masini)などを手がけたジァンカルロ・ビガッツィ(Giancarlo Bigazzi)のプロデュース、マルコ・ファラジァーニ(Marco Falagiani)のアレンジ。
 彼自身は曲を書いていないので、やや個性に欠ける感はありますが、プロデュース、アレンジの2人を中心としたソングライター陣による作品は、リズム系、叙情あるメロディーなど多岐にわたっており、オーソドックスなタイプが好きな人には納得できる内容です。タイプとしては、低音のかすれ具合が同じビガッツィ一派のRafに似ています。
 シングル化された1.は低音の静かなオープニングから一転してダンサブルな曲調に変わる曲で、夏に向かってヒットを意識したものでしょうか。続く2.はミディアム・テンポで現代的なアレンジが施された曲。4.は叙情的なバラードで、安定した歌唱力が光ります。5.はスキャットのフレーズがそのままタイトルになった軽快な曲です。5.はピアノをバックにした哀愁あるバラードです。6.は2000年のサンレモ音楽祭新人の部に参加した曲で、アレンジは同一だと思います。ここからは大バラード大会で、アルバム全体の構成を考えるとどうかなという気がしますが、イタリアらしいメロディーの綺麗な曲が続きます。ラストの12.はルイジ・テンコ(Luigi Tenco)のカヴァー曲で、ドラムを主体とした現代的なアレンジが新鮮です。
 今後も期待できる若手男性歌手のひとりで、発売元レーベルのMBOのサイトによると、なんとキングレコードから日本盤の発売も予定されていると記載されています。
1.Dentro  2.Xché x chi  3.Dammi te  4.Due valigie  5.Sciubida  6.IL mio amore per te  7.Fai latua vita  8.Per amore  9.O vai o stai  10.Falle una fotografia  11.È un addio  12.Mi sono innamorato di te
(MBO 3006967)

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