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Danila Satragno |ダニラ・サトラーニョ

バイオグラフィー

 1961年11月16日リグーリア州Cairo Montenotte(カイロ・モンテノッテ)生まれのジャズ歌手。
 ジェノヴァのニコロ・パガニーニ音楽院でピアノ、パルマのアッリーゴ・ボイート音楽院でジャズを学びました。
 1990年に最初のアルバム「Nomos」を発売し、SIAE賞で勝利を収め、 1994年には、雑誌「Musica Jazz」主催の国民投票トップジャズ'95 、トップ10の新たな才能であるアメリカのピアニスト、Mal Waldron(マル・ウォルドロン)とのライヴを行っています。
 1997年にはFabrizio de Andre(ファブリツィオ・デ・アンドレ)のアルバム「Anime Salve」と「Mi innamoravo di tutto」ツアーに参加しました。
 1998年から2000年にかけてはアメリカ、ノースカロライナ州のジャズ・フェスティバルに招待され、2001年にはアメリカ録音のアルバム「Odla」を発売、ブランクの後2006年にはアルバム「Un Lupo in Darsena」を発売しています。
 2007年、最初のイタリア・ジャズ・アワードを受賞。
 2013年、アルバム「Sanremo in jazz」を発売。。

アルバム紹介

Danila Satragno 「Sanremo in jazz」

Danila Satragno「Sanremo in jazz」(2013)

 ジャズとポップスのコラボという近年の流行の波に乗って発売されたアルバムですが、タイトルのとおり、サンレモ音楽祭の歴史を飾った名曲が歌われています。プロデュースはHugo Gash。ピアノ、ウッドベース、ドラムス、テナーサックスの編成に加え、ギターリストのFranco Cerri(フランコ・チェッリ)がゲストとして参加しています。録音はEros Ramazzotti(エロス・ラマゾッティ)のスタジオ、「ISOLA」で行われています。
 オープニングはCaterina Caselli(カテリーナ・カゼッリ)のヒット曲1(邦題「青春に生きる」)で、「ビートの女王」と称された彼女の曲をどのようにジャズ・アレンジにしているのかという点でも興味深いところです。Alex Britti(アレックス・ブリッティ)の3のように、比較的新しい年代の曲もカヴァーされています。Mia Martini(ミア・マルティーニ)の4、Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)の1、Lucio Dalla(ルーチォダッラ)の7といった、亡くなった歌手の名曲の数々も歌われています。9は1968年にLara Saint Paul(ララ・セント・ボール)とLouis Armstrong(ルイ・アームストロング)が歌ったもので、ジャズ歌手ならではの選曲でしょう。10はサンレモ曲ではなく、Quartetto Cetra(クァルテット・チェトラ)が1961年に歌ったテレビ番組「Studio Uno」のテーマ曲で、メンバーのLucia Mannucci(ルチア・マンヌッチ)が2012年に亡くなったことによるオマージュであると思われます。
 古いカンツォーネが好きな方、ジャズが好きな方におすすめです。
1.Nessuno mi puo giudicare 2.La musica è finita 3.7000 caffè 4.Almeno tu nell’universo 5.Colpevole 6.Nel blu dipinto di blu 7.4 marzo 8.Che sarà 9.Mi va di cantare 10.I ricordi della sera (Iperspazio IPS80013)

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