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Gianni Nazzaro | ジァンニ・ナッザーロ

バイオグラフィー

 1948年10月27日ナポリ生まれ。
 18才でBudyという名でデビューしましたが、兵役服務のため活動を中断し、1970年のサンレモ音楽祭に「L'amore è una colomba(恋は鳩のように)」で再デビュー、大阪万博の際に行われた「サンレモ音楽祭EXPO '70」で来日し、平尾昌晃作曲の「傷あと」を日本語で録音するなど、日本でも人気の歌手となりました。サンレモには1971年に作曲者のドン・バッキーと共に「Bianchi cristalli sereni(水晶の瞳)」で入賞、さらに1972年「Non voglio innamorarmi più(恋の忘却)」で3年連続の入賞を果たしています。また、1970年にナポリ音楽祭でペッピーノ・ディ・カプリと共に「Me chiammo ammore(恋人と呼んで)」を歌って優勝。1972年の夏のディスクで「Quanto è bella lei(なんて美しい君)」で優勝しています。1974年にはクラウディオ・バリオーニ作曲の「A modo mio(道はひとすじ)」でサンレモ入賞。
 以後は1983年に「Mi sono innamorato di mia moglie」でサンレモに出場していますが、地元ナポリを中心にテレビ番組出演等の活動をしています。

アルバム紹介

Gianni Nazzaro 「Gianni Nazzaro」

Gianni Nazzaro 「Gianni Nazzaro」(1996)

 ジァンニ・ナザーロのアルバムは近年では新旧の録音のベスト盤しか出ていません。本作も廉価盤の16曲入り新録ベストです。1996年の発売ですが、録音は1989年のようで、バックが電気楽器になってしまっているので1970年代のような味わいがありません。その点は円熟味を増したヴォーカルがカバーしていますが…。
 ヒット曲の1.「Quanto è bella lei(なんて美しい君)」、3.「A modo mio(道はひとすじ)」、7.「Bianchi cristalli sereni(水晶の瞳)」のほか、ナポレターナの4.「Malafemmena(悪い女)」、5.「Te voglio bene assaie(激しく愛す)」、9.「Palomma 'e notte(夜の蛾)」、13.「Reginella(レジネッラ)」、14.「Anema e core(アネマ・エ・コーレ)」等が収録されています。
(JOKER CD 22081)

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