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Luca Madonia | ルーカ・マドーニァ

バイオグラフィー

 1982年、カターニャでデノーヴォ(Denovo)というニューウェーヴのグループを結成、このグループはマドーニァとマリオ・ヴェヌーティの2人がヴォーカルを担当。同年ボローニャで開催された「フェスティヴァル・ロックロイタリアーノ」に参加してフィレンツェのリフティーバに次いで2位となって人気グループとなりました。デノーヴォは1988年にはマドーニァの曲「Ma che idea」でサンレモ音楽祭にも出場しましたが、8年間に5枚のアルバムを残して1990年に解散してしまいました。
 マドーニァとヴェヌーティはそれぞれソロ歌手となり、マドーニァは1991年に最初のソロ・アルバム「Passioni e manie」を発売。その後1993年に「Bambolina」というアルバムを出しましたが、その後2002年にアルバム「La consuetudine」を発売。

アルバム紹介

Luca Madonia 「Bambolina」

Luca Madonia 「Bambolina」 (1993)

 ソロ2作目のアルバム。Mauro Paoluzzi(マウロ・パオルッツィ)のプロデュース。Roberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ)が協力しているようで、謝辞が述べられています。バックには、ドラムスのLele Melotti(レレ・メロッティ)やベースのPaolo Costa(パオロ・コスタ)など、イタリアのミュージック・シーンでは御馴染みの名を連ねています。曲は共作曲を含め、全曲マドーニァ自身によるものとなっています。
 1は明るいポップスで、やはりBiagio Antonacci(ビアージォ・アントナッチ)に歌わせると似合いそう。2.はDenovo時代の面影をちょっと感じさせるニューウェーブ風の曲。3はコーラスも入り、やや華やかさを感じる曲です。6はタイトル曲だけあって洗練されたポップ・ナンバーです。7はレゲエのリズムを取り入れた曲です。
 全体的にリズムのある曲が多く、バラードがないのが不満として残ります。リズムのある曲も前作に比べて特徴があまりないのが残念です。
1.Siamo noi 2.Il sole è spento 3.Basta 4.Ma che fretta c'è 5.Meglio da soli 6.Bambolina 7.Solo per quello che sei 8.Dammi una mano 9.Credimi
(Wea 4509-92307-2)


Luca Madonia 「Passioni e manie」

Luca Madonia 「Passioni e manie」 (1991)

 最初のソロ・アルバムで、マウロ・パオルッツィのプロデュース。曲は全曲マドーニァの作詞・作曲です。5.「Non credo a niente」がヒットしました。マドーニァはギターを弾き、バックは他にベース、キーボード、ギター、打ち込み、コーラスというシンプルな編成。Biagio Antonacci(ビアージォ・アントナッチ)の声を甘くしたような感じで声もいいし、曲もポップで聴きやすいものばかり。当時はイタリア本国でもそこそこのヒットとなり、日本の輸入盤店にも数多く入ってきました。
1.Tu chi sei 2.Diamoci una chance 3.Solo come pare a te 4.Gelida nebulosa 5.Non credo a niente 6.Voglio la mia storia 7.Una mattina d'agosto 8.Oltre i tuoi occhi 9.Ma fuori piove
(Wea 9031 74466-2)

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