アルバム紹介
Lorenzo Ballarin 「Mi sono innamorato」(2002)
イタリアのインターネット・ラジオを聴いていて、本作1.の「Dove sei」という曲が気に入り、新宿のCDショップで発見して迷わず購入しました。
Lorenzo Ballarinはヴェツィア出身のカンタウトーレで、1990年代初めにテレビ番組の「Domenica
in」、「Scommettiamo che」などに出演。シングル「Un cante gitano」のリリースを経て2002年には初のアルバムとして本作を発表しました。
本作は1.、2.「Un cante gitano」などの自作曲のほか、ミケーレ・ザリッロとのコンビでも知られるVincenzo
Incenzoが3.「Certe volte」など4曲を書いています。ジャケット写真はエレキギターと海がデザインされており、ロックなのかと思わせますが、実際は2.や4.「Annalisa」、6.「Sono
un uomo」などアコースティックギターが印象的なバラード曲が多いです。7.「Sogno
d'estate」は流行りのラテン調の曲。12.は「Que se acabe」はスペイン語で歌われています。感動的なのはV.Incenzo作曲の13.「Mi
sono innamorato」。ヴァイオリンから始まる哀愁溢れるバラード曲です。声の質は、張ったところが何となくウンベルト・トッツィにも似た感じです。
(UNIVERSO US037/CD)