バイオグラフィー
1957年メルジェリーナ生まれ。父親は漁師だったため、漁師たちの歌、海の歌が得意だそうです。ロベルト・ムーロロやセルジォ・ブルーニの後継者といわれ、自らギターを弾いて歌っています。伝統的なナポレターナを歌うほか、新しい曲を作るシンガー・ソングライターでもあります。
1981年帝国ホテルで行われたイタリア・フェアに来日。
2000年にはアウレリオ・フィエッロ一座のメンバーとして来日し、日本全国ツアーをこなし、2001年秋に再びアウレリオらと共に来日公演を行っています。
数多くのレコードを発売していますが、公式サイトによると以下のアルバムがリストアップされています。
「Suonno」(1991)、「Novecento Napoletano」(1993)、「Mario Maglione」(1994)、「A.Maria」(1995)、「Scapricciando」(1996)、「Napule doce amare」(1997)、「Napule'e'na canzona」(2001)。
アルバム紹介
Mario Maglione 「Scapricciando」 (1996)
2000・2001年の来日公演でも歌唱力が高く評価されたマリオ。本作はタイトル曲のほか12.「Te
voglio bene assaie(激しく愛す)」等のナポレターナの伝統的な曲と3.「Napoletanita'」、4.「Preghiera
'e piscatore」の2曲の自作曲、ルーチォ・ダッラの名曲2.「Caruso(カルーゾ)」、ヒット・メーカーであるクラウディオ・マットーネ作曲の5.「Parlanno,parlanno」など様々なタイプの曲が収録されています。アレンジはジェンナーロ・ヴェンデット(Gennaro
Venditto)で、彼はギターも演奏しています。バックはギター、アコーディオン、パーカッション、ピアノなどのシンプルかつアコースティックな布陣で、ナポレターナ本来の味わいがあります。美しさと哀愁の両面を持つヴォーカルを味わうことの出来る作品です。
(GULP! CDGU 1714)