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Gianni Rosini | ジァンニ・ロズィーニ

バイオグラフィー

 1961年5月31日バーリ郊外のGioia del Colle生まれ。
 2004年のサンレモ音楽祭で「Sei la vita mia」を歌って2位になったMario Rosini(マリオ・ロズィーニ)の兄。
 弟マリオとともにPartipilo先生の音楽学校で学び、その後ミラノに移住。各地での音楽活動を経て地元に戻り、古くから親交のあるミュージシャンとともに2006年にアルバム「Giovanni」を制作しました。

アルバム紹介

Gianni Rosini 「Giovanni」

Gianni Rosini 「Giovanni」 (2006)

 ジァンニ・ロズィーニ最初のアルバム。
 1は哀愁あるアコースティックギターに始まり、淡々としたヴォーカルによる静かな作品。2もギターに始まりますが、一転してトロピカルなムードに切り換わる曲で、弟マリオもコーラスで参加しています。3にもマリオがアコーディオンで参加しています。4はFred Bongusto(フレッド・ボングスト)のヒット曲で、ジャズィーな雰囲気となっています。5はコーラスも入るポップな曲です。6はジァンニのギターとヴォーカルに加えてElisenta Lafontという女性が詞を語る短い曲で、民族音楽のような小曲7へと続きます。本作は何曲かこうした小曲が挟まれています。8は聴かせるバラード曲で、続く9は少々ロック・テイストが入った曲となっています。12は本作中最もスケールの大きいバラード曲です。13はジァンニとコーラス隊とのスキャットで、タイトルからも彼が民俗音楽に傾倒しているのではないかということが想像されます。15はナポレターナの名曲で、Vera Grecoのヴォーカルに続いてジァンニの歌が静かに始まり、エスニックなエンディングを迎えるという展開。ラストの16は語りです。
 弟マリオは歌い上げるタイプで、テレビ番組のショーなどにもよく出演しているようですが、兄はどちらかといえばこじんまりとしたスタジオで少数のミュージシャンによる演奏を得意とするタイプのようです。自分はこちらの方が好みです。
 なお、本作はイタリアの主要オンラインショップでは取扱がありませんが、神保町のタクトにて取り扱い中です。
1.Strade  2.Cico Bom Bom  3.La Donna Laboriosa  4.Amore,fermati  5.Splendida  6.L'anima gemella  7.Tribal  8.E quelle volte  9.Libera  10.Stainer  11.Gocce  12.Bella come una Stella  13.Africa  14.Un attimo  15.I'te vurria vasà  16.Amico mio
(artefonica  001)

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