バイオグラフィー
1968年4月25日ローマ生まれ。子供の音楽祭ゼッキーノ・ドーロに出場したのが最初の舞台です。高校進学後、劇場やテレビ番組シリーズの「I ragazzi del muretto」に出演、93年にはカストロカーロ新人コンテストのファイナルまで進出しました。95年サンレモ音楽祭新人の部に出場し、「Che sara di me」を歌い2位。サンレモ後デビュー・アルバム「Siamo nati liberi」を発売し、好調な売上を記録。ルックスもよく、新たなスターとして大いに期待されました。翌96年には「Se adesso te ne vai」で再びサンレモに出場、この年は前年度新人の部2位以下7人による予選の結果、上位4人がビッグの部に出場できることになり、最終的に6位に入賞しました。この年セカンド・アルバム「Anime」を発売。続いて同アルバムから「Anime」をセネガルのユッスー・ンドゥールと共演し、「Anime(Rou)」として発売してヒットしました。コンサート・ツアー「Anime in tour」はビデオとしても発売されています。97年サード・アルバム「Crescendo」を発売。サンレモを離れ、ややロック色が濃くなりました。99年再びサンレモに出場し「Come sei bella」を歌い、アルバム「Dieci」を発売しております。
アルバム紹介
Massimo Di Cataldo 「Dieci」 (1999)
前作「Crescendo」まではプロデュースにフィル・パーマーを起用していましたが、UK録音の本作ではギタリストのデヴィット・ローズを迎え、ディ・カタルドとの共同プロデュースとなっています。ローズのおかけで全体的にサウンドが重厚になり、かっこいいのですが、曲にもう少し変化がほしいところ。サンレモ入賞曲2.「Come
sei bella」もやや地味な印象。ネックなどが好きな方にはおすすめ。
(EPIC 494023 2)
Massimo Di Cataldo 「Anime」 (1996)
上述のように96年のサンレモ出場後発売されたセカンド・アルバムです。プロデュースは前作と同じ。サンレモ入賞曲5.「Se
adesso te ne vai」は前年の「Che sara di me」に似た典型的なサンレモ・タイプの歌い上げる曲。他に3.「Con
il cuore」もヒットしました。後にユッスー・ンドゥールと共演した「Anime(Rou)」を加えて再発売されています。なお、「Anime
in tour」のビデオ・カセットのエンディングに「Anime(Rou)」のビデオ・クリップが収録されています。
(EPIC 483590 2)
Massimo Di Cataldo 「Siamo nati liberi」 (1995)
デビュー・アルバムです。プロデュースはフィル・パーマーとマルコ・パトリニャーニ。サンレモ新人の部参加曲6.「Che
sara di me」を収録。ローマ出身の先輩歌手二人が協力しており、8.「Fine cosa」はレナート・ゼロが、9.「Una
ragione di più」はエロス・ラマッツォッティが参加しています。また、11.「Se non
avessi te」はエンリコ・ルッジェーリとディ・カタルドとの共作曲。
(EPIC EPC 480642 2)