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Giampiero Artegiani | ジァンピエロ・アルテジァーニ

バイオグラフィー

 1955年5月14日ローマ生まれ。1970年代にロック・バンドを結成して音楽活動を開始しましたが、後にカンタウトーレとして独立。
 1984年に「Acqua alta in piazza San Marco」、1986年に「E le rondini sfioravano il grano」でサンレモ(おそらく新人の部)に出場しています。
 歌手よりも作曲家としての成功は華々しく、1988年のサンレモ音楽祭にカムバックしたマッシモ・ラニエーリのためにMarcello Marrocchi(マルチェッロ・マロッキ)と共作による「Perdere l'amore(愛を失って)」を書いて、優勝曲に輝きました。ラニエーリにはその後も何曲か曲を書いています。
 その後は若手女性歌手のSilvia Salemi(シルヴィア・サレーミ)のプロデューサーを務めた実績があり、彼女のサンレモ参加曲「Quando il cuore」(1996年新人の部)、「A casa di Luca」(1997年新人の部)、「Pathos」(1998年入賞)はいずれも彼の作曲によるもので、サンレモでもサレーミの傍らでギター弾いていました。

アルバム紹介

Giampiero Artegiani  「Dopo il ponte」

Giampiero Artegiani 「Giampiero Artegiani」 (1995)

 地味ながらよい曲を書くカンタウトーレのジァンピエロ・アルテジァーニですが、何作ぐらいアルバムが出ているのでしょうか。私はこの1枚しか見たことがありません。本作もマルチェッロ・マロッキがプロデューサーを務め、曲も共作となっています。アレンジはアルテジァーニ自身が務めていますが、マウリツィオ・ファブリツィオが演奏に参加しており、安定したバックとなっています。6.「Samuel」のみロックっぽい曲ですが、他はみなメロディーの美しい曲となっています。ただ、どれも小粒で同じような曲に聞えてしまうのが地味に感じる一因かも。1.「Madre Negra Aparecida」と5.「Basta un attimo」の2曲はかつて日本フォノグラムから発売されていた「リアル・タイム・イタリア」というオムニバス盤に「黒い聖母」、「張りつめた心」という題で収録されたことがあり、上記のバイオもその盤の解説を参考にさせていただきました。
(Polydor Polygram 839 347-2)

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