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Anonimo Italiano | アノニモ・イタリアーノ

バイオグラフィー

 「名無しのイタリア人」というこのアーティスト、1995年にデビューし、クラウディオ・バリオーニとそっくりな声で話題となりました。一時はバリオーニ本人によるパフォーマンスだという説も出たりして、バリオーニ本人も相当に迷惑していたらしいのですが、実はこの人、本名はRoberto Scozzi(ロベルト・スコッツィ)という人でした。バリオーニの曲のカラオケを集めた非公認CDでも「お手本」として彼が歌っています。(「イタリアン・ポップスのカラオケCD」のページ参照)  資料がないので、詳しいバイオは不明なのですが、アルバムは1995年発売の「Anonimo Italiano」と翌96年発売の「Buona fortuna」の2枚が、その他に10枚のシングルを残しているようで、「Ci sarà」という曲のシングルではラガッツィ・イタリアーニとも共演しているようです。

アルバム紹介

Anonimo Italiano 「Anonimo Italiano」

Anonimo Italiano 「Anonimo Italiano」 (1995)

 話題となったデビュー作。個人的な話で申し訳ないのですが、当時イタリアに行った時に乗ったアリタリア航空の機内チャンネルで1.「E così addio」が入っていて、「バリオーニに似ているけどこれって一体?」と思った覚えがあります。ですので1.はそこそこヒットしたのでしょう。曲作りにはこちらもバリオーニに似た声のカンタウトーレ、ステファノ・ボルジァが4曲ほど参加しています。曲はまあまあよい曲もあり、イタリアモノの男性ヴォーカルが好きな方は満足する内容だとは思いますが、印象に残る曲という点では少ないと感じます。実際イタリアでも一時の話題にはなったものの、その後はヒットしていないみたいです。後に1.をリチャード・クレイダーマンの演奏により歌った盤もシングルとして発売されました。
(BMG 74321-26261-2)

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