HOME > Artist Index > Mango

Mango | マンゴ

バイオグラフィー

  聴いただけですぐに彼とわかるファルセットによる独特の歌唱法と、地中海的なサウンドで日本でも人気の高いマンゴ。1956年11月6日イタリア南部ポテンツァ近郊のラーゴネグロ生まれ。本名ジュゼッペ・マンゴ。かつては愛称のピーノ・マンゴを名乗っていました。70年代に兄で作詞・作曲・キーボード奏者のアルマンドと共に活動を始め、パッティー・プラーヴォへ「Sentirti」を提供して知られるようになりました。メジャー・レーベルでのアルバム・デビューは1976年の「La mia ragazza è? un gran caldo」です。しばらく目立った活動はありませんでしたが、82年にアルバム「È pericoloso sporgersi」を発表。85年にアルバム「Australia」からタイトル曲ががヒット、続いて86年サンレモ音楽祭に「Lei verrà(彼女がやってくる)」で入賞し、人気歌手としての地位を確立しました。同年アルバム「Odissea」を発表。1988年再びサンレモ音楽祭に出場し、「Dal cuore in poi(心の底から)」で入賞しました。続いて発売したアルバム「Adesso」からルーチォ・ダッラ作詞・マンゴ作曲の「Bella d'estate(夏の華)」が大ヒットしています。また、カンタウトーレとしてロレッタ・ゴッジ、ミエッタら他の歌手にも作品を数多く提供しています。
 以後アルバムは「Inseguendo L'Aquila」(1988)、「Sirtaki」(1990)、「Come l'acqua」(1992)、「Mango」(1994)、「Dove vai... Live」(1995)、「Credo」(1997)、「Visto così」(1999)と発売し、いずれもヒットしています。
 また、マティア・バザール2代目の女性ヴォーカリストで、マリオ・ラヴェッツィのアルバム「Voci 2」などで共演もしたラウラ・ヴァレンテと結婚し、息子のフィリッポが生まれています。

アルバム紹介

Mango 「Disincanto」

Mango 「L'albero delle fate」 (2007)

 ルックスは大工の棟梁みたいになってしまったけど、独特のファルセット・ヴォイスは健在のマンゴ。
 2007年のサンレモ音楽祭5位に入賞した1をはじめとするアルバムで、アーティスト・プロデュースをマンゴ自身が務め、プロデュースとアレンジをRocco Petruzzi(ロッコ・ペトルッツィ)が担当しています。(3・11・12はGeoff Westleyが担当)
 サンレモ曲1はミディアム・テンポの曲で、続く2も同タイプの曲となっています。3はタイトル曲でサビの転調が印象に残ります。5はタイトルどおりフラメンコのリズムを採り入れています。7は民族楽器を用いており、いかにも彼らしいメロディーの曲です。8はアコースティック・ギターによるバラードです。ラストの12はオーケストラをバックにしたスケールの大きな曲となっています。
 全体的には悪くはないのですが、"平均点の生徒ばかりの学級"といった感じで、これといって目立った曲がないのが残念です。
1.Chissà se nevica  2.La saggezza e il pane  3.L'albero delle fate  4.Dentro me ti scrivo  5.Passo Flamenco  6.Seme di mandarino  7.E ti amo più di me  8.Ai tuoi sogni  9.La fine delle poesie  10.Sensazionale  11.Che difficile canzone sei  12.Sorprenderòo l'immenso
(SONY BMG 88697061432)


Mango 「Disincanto」

Mango 「Disincanto」 (2002)

 マンゴの1997年の「Credo」以来久々のオリジナル・アルバムです。1999年の「Visto così」(新曲+既発表曲の新録を含むベスト盤)の新録部分でアレンジを担当していたRocco Petruzzi(ロッコ・ペトルッツィ)のプロデュース、アレンジによるもので、電気楽器とPaolo Buonvino(パオロ・ブォンヴィーノ)の指揮によるオーケストラを併用した厚みのある作品となりました。3.「La rondine」がシングル・カットされ、2002年のFestivalbarにも参加するなどしてヒット中です。この曲はどことなく懐かしさも感じて口ずさんでしまうようなメロディーです。今回はカヴァーにも挑戦しており、なんとビートルズの7.「Michelle」をアカペラ調で取り上げています。感動的なのがエンディングの13.「Gli angeli non volano」で、この曲では弦のアレンジをPaolo Buonvinoが担当し、スケールの大きなバラード曲に仕上がっています。
 昔からのMangoファンはもちろん納得するでしょうし、これから聴いてみたいという方にもお奨めできます。1.Disincanto  2.Io sono sentimentale  3.La rondine  4.Un amore non torna  5.Non è amore da ridere  6.Fiore del mondo  7.Michelle  8.E mi basta il mare  9.Mi piaci accanto  10.Non moriremo mai  11.Ho consumato la notte  12.E mi consumo  13.Gli angeli non volano
(Wea 0927 47 1872)


Mango 「Visto così'」

Mango 「Visto così」 (1999)

 マンゴの新曲2曲と5曲の新録を含む全16曲入りベスト盤です。新曲は1.「Amore per te」と2.「Non dormire più」。その他に3.「Oro」、4.「Come l'acqua」、1986年のサンレモに出場したロレッタ・ゴッジに提供した5.「Io nascerò」、6.「Lei verrà」、7.「La rosa dell'inverno」が新録となっています。新曲の1.2.はチェルソ・ヴァッリとロッコ・ペトルッツィのアレンジによる曲で1.はロック調、2.はヴァイオリンのようなキーボードのイントロが印象的。4.はGoran Bregovicの曲「Ederlezi」のフレーズをミックスさせたエスニックなアレンジに仕上がっています。8.「Bella d'estate(夏の華)」、9.「Nella mia città」、11.「Come Monna Lisa」など既発表ヴァージョンも、従来FONIT CETRAからリリースされていた当時の音質よりも格段に良くなっており、お買い得感があります。
1.Amore per te  2.Non dormire più  3.Oro  4.Come l'acqua  5.Io nascerò  6.Lei verrà  7.La rosa dell'inverno  8.Bella d'estate  9.Nella mia città  10.Mediterraneo  11.Come Monna Lisa  12.Sirtaki  13.Australia  14.Giulietta  15.Dove vai  16.Primavera
(Wea 398427839 2)


Mango 「Dove vai...Live」

Mango 「Dove vai...Live」 (1995)

 マンゴ初のライヴ・アルバム。サンレモ入賞曲の1.「Dove vai...」と13.「Sospiro」のみスタジオ録音の新曲です。彼はサンレモ音楽祭などには出ますが、最も力を入れているのはおそらくコンサート活動なのではないでしょうか。このアルバムを聴いているとつくづく思います。オリジナルとはアレンジも変えていて、とても凝ったサウンドです。オープニングの「Nella mia città」から3.の「Bella d'estate」への導入部分など最高です。欲を言えばアルバム「Come l'acqua」からの曲が1曲も入っていないのが残念ではあります。映像でもぜひ見てみたいのですが、このアルバムは残念ながらビデオ化はされませんでした。
1. Dove Vai...  2. Nella mia città  3.Bella d'estate  4.Sirtaki  5.Profumo d'amore 6.Giulietta  7.Nero e blu  8.Australia  9.Oro  10.Come Monna Lisa  11.La rosa dell'inverno 12.Lei verrà  13.Sospiro
(EMI 7243 8 32705 2 1)


Mango 「Come l'acqua」

Mango 「Come l'acqua」 (1992)

 マンゴの最高作(...だと私は思っています)。オープニングは「Mediterraneo(地中海)」で、いきなりこの曲で私達を地中海に誘ってくれるようです。プロデュースは前作と同じでモゴールとアルマンド・マンゴ。詞はモゴールが7曲、アルマンドが4曲を書いていて、作曲はすべてマンゴ自身によるものです。タイトル曲「水のように」はこれまた3.と11.でアレンジ違いを聴かせてくれました。4.の「Uocchie 'e 'stu munno」はナポリ方言で歌っています。

(FONIT CETRA CDL 318)


Mango 「Sirtaki」

Mango 「Sirtaki」 (1990)

 同年のサンレモ音楽祭入賞曲「Tu...sì」が収録されています。大半の曲の作詞を務めるのはかつてルーチォ・バッティスティとのコンビで多数のヒット曲を生み、80年代以降リッカルド・コッチァンテと組むことの多い偉大な作詞家のモゴール。プロデュースはモゴールとアルマンド・マンゴ。ジャケットの写真からもわかるようにオリエンタルな感じのサウンドが実に心地よいアルバムです。「Nella mia città」はオープニングとエンディングにプロデュース、アレンジの異なるものが収録されました。また、大ヒットした「Come Monna Lisa(モナ・リザのように)」も入っています。
1.Nella mia città  2.I giochi del vento sul lago salato  3.Terra bianca  4.Ma com'e rossa la ciliegia  5.Tu... sì  6.Sirtaki  7.Come Monna Lisa  8.Preludio incantevole  9.Cosi viaggiando  10.L'io  11.Ma che musica c'è  12.Nella mia città
(FONIT CETRA CDL 257)


Mango 「La mia ragazza e un gran caldo」

Mango 「La mia ragazza è un gran caldo」 (1976)

 2002年にBMGの名盤コレクション「GLI INDIMENTICABILI」シリーズとしてCD化されたマンゴのメジャー・デビュー・アルバムです。 
 アレンジとオーケストラの指揮をマウリツィオ・ファブリツィオが務めており、皆とても美しい曲に仕上がっています。曲は全曲作曲がマンゴ自身(Pino Mango)とシルヴァーノ・ダウリア(Silvano D'Auria)の共作、作詞が兄のアルマンド・マンゴとなっています。曲によってはパトリツィア・ネーリによる女性ヴォーカル・ソロや女性コーラスが入り、単調さは感じられません。3.「Se mi sfiori」はピアノから始まるオーケストラが美しいバラード曲、タイトル曲4.と7.「Su questa terra solo mia」はアコースティックギターが印象的なバラード、アップ・テンポの6.「Aria di siepe」などはその後の音楽性の片鱗がうかがえます。LP時代の裏ジャケやCD化後のクレジットでも8曲の収録となっていますが、曲目不明ですが9曲目のトラックにも歌が入っています。
1.Tu pioggia, io mattino  2.Tra le isole di un acquario  3.Se mi sfiori  4.La mia ragazza è un gran caldo  5.Non svegliarti  6.Aria di siepe  7.Su questa terra solo mia  8.Per te che mi apri l'universo
(BMG RICORDI RCA 74321910522)

このページのトップへ