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Mimmo Locasciulli | ミンモ・ロカシュッリ

バイオグラフィー

 1949年7月7日ペスカーラ郊外のペンネ生まれ。
 ローマの病院で外科医としての仕事の傍ら音楽活動を行い、その仲間の一人であるフランチェスコ・デ・グレゴーリと共にデビュー。1975年に初のアルバムを発売。トム・ウェイツを意識したサウンドが特徴で、以後も数々のアルバムを発表、サンレモにも1985年に「Buona fortuna」で初出場して入賞、1986年にエンリコ・ルッジェーリと組んでアルバム「Confusi in un playback」を発表してツアーを行っています。1991年には私生活面でも親交が深いジリオーラ・チンクェッティの久々のアルバム製作のために全面的に協力し、1993年に彼女の来日公演に参加しました。今まで何枚ぐらいアルバムを出しているのかわかりませんが、キャリアからして10枚以上は出ていると思われ、最近も輸入盤店でたまに近作を見かけます。

アルバム紹介

Mimmo Locasciulli 「Tango dietro l'angolo」

Mimmo Locasciulli 「Tango dietro l'angolo」 (1991)

 ニューヨーク録音のアルバムで、トム・ウェイツのバックにいたグレッグ・コーエン(ベース)を始めとするアメリカ人ミュージシャンがバックを務めています。コーエンは3.「Tutto bene」、4.「Mosche & Mosquitos」、11.「Buonanotte alla pioggia」をロカシューリと共作し、他の曲は全曲ロカシューリの作詞・作曲によるものです。ミンモはピアノやハモンドオルガン、ヴァイオリンなどさまざまな楽器を演奏し、フォーク・ロックともいうような独特のサウンドを作り上げました。本作の曲を中心としたライヴ・ビデオも発売されていたと記憶しています。5.「Luna vagabonda」と9.「Due amiche」は同年ミンモがプロデュースしたジリオーラ・チンクェッティのアルバム「Tuttintorno」でジリオーラも歌っています。(ジリオーラは「Due amiche」を「Le amiche」としています)
(Polygram HOBO 848 663-2)

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