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Wilma Goich | ウィルマ・ゴイク

バイオグラフィー

 1945年10月16日北イタリアのカイロ・モンテノッテ(Cairo Montenotte)生まれ。旧ユーゴ(現クロアチア)系のイタリア人女性歌手。
 幼い頃から歌い始め、1963年に新人コンテストに入賞。1964年に「Dopo il sole pioverà」でデビューし、ヴェネツィアの「Rivalta per i Festival」に参加、さらに同年バルセロナで行われた地中海フェスティヴァルにエミリオ・ペリコーリをパートナーにルイジ・テンコの「Ho capito che ti amo(愛のめざめ)」で優勝しました。1965年には「Le colline sono in fiore(花咲く丘に涙して)」でサンレモ音楽祭に参加して入賞。以後サンレモには1966年「In un fiore(花のささやき)」、1967年「Per vedere quanto è grande il mondo(夢の誓い)」、1968年「Gli occhi miei(ささやく瞳)」、1969年「Baci baci baci(バーチ・バーチ・バーチ)」と連続出場しています。1965年にシンガー・ソングライターのエドアルド・ヴィアネッロ(Edoardo Vianello)と結婚。1967年にはルイジ・テンコの遺作として知られる「Se stasera sono qui(夜の想い)」を夏のディスクで歌って大ヒットさせています。1971年からは夫のヴィアネッロと「I Vianella(ヴィアネッラ)」というデュオを組みましたが、その後離婚してしまい、デュオも解散、ソロ歌手に戻っています。

アルバム紹介

 Wilma Goich & I Vianella 「Canzone best star album on CD」

Wilma Goich & I Vianella 「Canzone best star album on CD」 (1987)

 本作はキングレコードから出ていたシリーズの1枚で、前半10曲はウィルマ・ゴイチの曲を、後半10曲はヴィアネッラの曲を収録しています。日本でもかつてビールのCFにも使用されていた4.を初めとして、彼女の代表曲はほぼ収録されており、6.が日本語ヴァージョンであるというのが珍しいです。7.にも日本語で歌った録音がありますが、本作にはイタリア語のものが収録されています。彼女はルイジ・テンコの9.を彼の死後歌ってヒットさせ、テンコの人気も生前よりも高まったという経緯が評価されています。11.以降のヴィアネッラの録音も日本ではあまり紹介されたことがなく、極めて貴重なもので、11.〜15.はローマのスタンダード、16.〜20.はナポレターナとなっています。
1.Ho capito che ti amo(愛のめざめ) 2.Le colline sono in fiore(花咲く丘に涙して) 3.Un bacio sulle dita(指先のキッス) 4.In un fiore(花のささやき) 5.Gli occhi miei(ささやく瞳) 6.Attenti all'amore(恋に御用心)<日本語> 7.Per vedere quanto è grande il mondo(夢の誓い) 8.Il diritto di amare(ただひたすらに) 9.Se stasera sono qui(夜の想い) 10.Baci baci baci(バーチ・バーチ・バーチ) 11.Catna si la voi canta'(歌いたければ歌って) 12.La società dei magnaccioni 13.Com'è bello fa' l'amore quanno e' sera(夜に愛は美しく) 14.Sinno' me moro(死ぬほど愛して) 15.Roma nun fa' la stupida stasera(ローマよ今夜はふざけないで) 16.Guaglione(ガリオーネ) 17.Lazzarella(ラッザレッラ) 18.'Nu quarto 'e luna(三日月) 19.Vieneme 'nzuonno...(夢に来たれ) 20.Aggio perduto 'o suonno(夢を失って)
(キング K32Y 2076)

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