Enzo Di Luozzo 「Le mani di Mozart」 (1992)
彼の詳しい経歴は不明なのですが、ルックスはちょっとコワソウな… 中古盤店で本作を見たとき買おうかどうか悩みました。こういう時はブックレットを見せてもらってバックの編成を見たり、曲目のタイトルなどから判断するのですが、曲目を見るとタイトル曲2.や1.「Tango」などというのが目に付いたので買ってみたら当たりでした。作詞・作曲は記載がないのでわかりませんが、恐らく彼自身によるものでしょう。声はイタリアに多いしゃがれ声ではなく、鼻にかかったタイプで、アントネッロ・ヴェンディッティのような感じ。大げさに歌い上げるわけでもなければ、ロックでもなく、明るいポップスでもない。地味なタイプですが、アコーディオンが印象的な1.、キーボードを中心としたタイトル曲2.、バラードの4.「Aspettando
lei」、8.「Un giorno o l'altro」あたりが気に入っています。なお、表記されている曲順が実際の録音とは異なり、1.「Tango」、2.「le
mani di Mozart」、3.「Ohe mare」、4.「Aspettando lei」、5.「Tu farfalla」、6.「Rimani」、7.「Com'e
dificile cantare」、8.「Un giorno o l'altro」、9.「Quando saro vecchio」となっています。
(MICOCCI IT DISCHI 74321-11080-2)