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Renzo Arbore L'Orchestra Italiana | レンツォ・アルボレ・オルケストラ・イタリアーナ

バイオグラフィー

  レンツォ・アルボレは1937年6月24日フォッジァ生まれ。DJ、テレビ・ラジオ番組の司会、音楽ディレクターとしてナポリを中心に全国的な人気を持っています。
 学生の頃からジャズに興味を持ち、クラリネットを演奏し、地元フォッジァのレストランなどで友人たちとグループを組んで活動していました。ナポリに移住後は米軍基地のクラブと契約して演奏を行っていました。1960年代中頃よりラジオDJとしてプロ活動を開始、1960年代後半より歌手としても活動。1986年には自ら作詞し、クラウディオ・マットーネが曲を書いた「Il clarinetto」でサンレモ音楽祭に出場して2位入賞を果たしています。1991年にナポリ銀行のバック・アップを得て小編成のオーケストラで伝統的なナポレターナを現代風にアレンジして演奏するグループ、Renzo Arbore L'Orchestra Italiana(レンツォ・アルボレ・オルケストラ・イタリアーナ)を結成。
 約15名のメンバーは全員がナポリを中心に活躍する一流ミュージシャンで、現在は在籍していませんが、Eddy Napoli(エディー・ナポリ)や、Francesca Schiavo(フランチェスカ・スキアーヴォ)のようにソロ歌手としてアルバムを出しているような人もいました。また、ピアノ、キーボード、アレンジを担当しているMassimo Volpe(マッシモ・ヴォルペ)はアレンジャーとして他の歌手のアルバムにも多数参加しています。

アルバム紹介

Renzo Arbore L'Orchestra Italiana

Renzo Arbore L'Orchestra Italiana 「Napoli:Punto Esclamativo! “Internescional uei!”(International way)」 (1995)

 いきなりエスニックなアレンジの1.「'O sarracino」に始まり、2.「Guaglione(ガリオーネ)」、3.「Silenzio cantatore(静けさに歌う)」、4.「Canzona appassiunata(情熱の歌)」、6.「I' te vurria vasà」といったお馴染みのナポレターナが続きます。アルボレ自身がソロを取っているドメニコ・モドゥーニョ作曲の7.「Resta cù mme(そばにいて)」はジャズィーなアレンジで、アルボレが昔からジャズに傾倒していた所以でしょうか。エディー・ナポリがソロを取っている次の8.「Guapparia(ガッパーリア)」は一転してジプシー・キングス風。と、いった具合に実に多彩なアレンジで楽しめるアルバムです。姉妹編として日本盤も出た「Napoli Punto e a capo」と、「Napoli Due punti. E a capo」というアルバムも出ています。
(FONIT CETRA  DISCHI RICORDI  BMG TCDL 392)

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