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Roberto Soffici | ロベルト・ソッフィーチ

バイオグラフィー

  詳しいバイオは不明なのですが、ミーナのヒット曲「Un anno d'amore(別離)」の作曲者ピエロ・ソッフィーチの息子で、イストリア半島(アドリア海に面したユーゴ国境地域)の出身。養子にとられてミラノに移住。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でクラリネット、ハーモニカ、作曲法を学びました。学生時代よりグループによる活動を行い、後にミーナ、オルネッラ・ヴァノーニ、エキッペ84などに曲を提供して、1960年代後半にカンタウトーレとして名を知られるようになりました。
 「イタリアン・ロック集成」(1993年マーキームーン社刊)によればアルバムとしては「In questo ore chiara」(1972)、「All'improvviso l'incoscienza」(1977)、「Il canto della scorpione」(1978)が確認されているようです。
 最近はあまり活動していなかったようですが、1996年に過去の作品を録音したアルバムとして下記のアルバム「All'improvviso l'incoscienza-Il meglio」を発売。

アルバム紹介

Roberto Soffici 「All'improvviso l'incoscienza-Il meglio」

Roberto Soffici 「All'improvviso l'incoscienza-Il meglio」 (1996)

 ジャケット写真はおそらく若い頃のものでしょう。ブックレット内部にあるギター弾き語りの写真や、しゃがれ声は初期のクラウディオ・バリオーニを思わせますが、彼ほどは声量と音域がないのでその辺はあまり期待しないでください。タイトル曲1.、2.「Io ti voglio tanto bene」や、ミーナに書いた3.「Non credere(信じないで)」、エキッペ84によりヒットした14.「Casa mia」などが代表曲。イタリアならではの美しいメロディーの曲やポップな曲が中心で、そこそこ楽しめます。再録音アルバムに共通するコンピュータ・プログラミングされた楽器の演奏なので、1960〜70年代のオリジナル録音を聴いてみたいと思います。
(D.V. More Record CD DV 6037)

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