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Gianni Morandi | ジァンニ・モランディ

バイオグラフィー

 1945年12月11日ボローニャ郊外のモンギドーロ生まれ。1958年舞台デビュー、レコード・デビューは1962年。「Go-kart twist(サンライズ・ツイスト、またはゴーカート・ツイスト)」のヒットで一躍有名になりました。1964年「Inginocchio da te(あなたにひざまづいて)」、1965年「Se non avessi più te(君なしには生きられない)」、「Non son degno di te(愛をあなたに)」、1966年「Se perdo anche te(もしも君までなくしたら)」、「La fisarmonica(夜のアコーディオン)、1967年「Un mondo d'amore(愛の世界)」、68年「Scende la pioggia(雨が降ってきた・Elenore)」、70年「Occhi di ragazza(少女の瞳)」など数々のヒットを生みました。アンチ・サンレモ派としてサンレモ音楽祭には最初は出場しませんでしたが、72年「Vado a lavorare(青春の汗)」で初出場しています。
 カンタウトーレ全盛時代の1970年代半ば頃から人気が下降線をたどりましたが、1980年代初めに人気回復し、1981年には「Canzoni stonate(調子外れの歌)」、1983年「Grazie perché(ありがとう、何故なら)」、1985年「Uno su mille(1000分の1)」などがヒットしました。1987年にはサンレモ音楽祭にウンベルト・トッツィエンリコ・ルッジェーリとトリオを組んで出場し、「Si può dare di più(もっと、もっと)」を歌って優勝しました。その翌88年は人気カンタウトーレのルーチォ・ダッラと共演したアルバムを発表、コンサート・ツアーも行って好評を博しています。
 以後も着実に新作を発表し、1990年「Bella signora(美しい貴女)」、1992年「Banane e lampone(バナナとラズベリー)」などがヒットしています。
 94年には突然来日し、池袋のアムラックス・ホールでコンサートを行いました。その時同行した息子のマルコ・モランディは後にグループPercentonettoとしてサンレモの新人の部にも出場しました。
 彼は、作詞家のモゴールが監督を監督を務める歌手のサッカーチームにも元気に参加し、現在でも「永遠の青年」といった雰囲気です。
 1995年にはバルバラ・コーラとのデュエットによる「In amore」でサンレモ音楽祭に出場して2位。1999年にはデビュー40周年を記念した番組がイタリアで放送され、2000年にはエロス・ラマゾッティの作曲による「Innamorato」でサンレモに出て3位となり、エロスのプロデュースによるアルバム「Come fa bene l'amore」を発売しました。

ディスコグラフィー

「Gianni Morandi」(1963)、「Ritratto di Gianni」(1964)、「Gianni tre」(1965)、「Per amore per magia 」(1966)、「Gianni Morandi, un mondo d'amore」(1967)、「Gianni cinque」(1968)、「Gianni sei」(1970)、「Gianni sette」(1971)、「Gianni otto, un mondo di donne」(1972)、「Gianni nove, il mondo cambiera」(1973)、「Jacopone」(1973)、「Il mondo di frutta candita」(1975)、「Per poter vivere 」(1976)、「Abbracciamoci」(1978)、「Old parade Morandi」(1979)、「Cantare」(1980)、「Morandi」(1982)、「La mia nemica amatissima」(1983)、「Gianni morandi: I grandi successi」(1984)、「Immagine italiana」(1984)、「Uno su mille」(1985)、「Morandi in teatro」(1986)、「Le italiane sono belle」(1987)、「Dalla/Morandi」(1988)、「Varieta」(1989)、「Morandi Morandi」(1992)、「Morandi」(1995)、「Celeste azzurro e blu」(1997)、「Trenta volte Morandi」(1998)、「Come fa bene l'amore」(2000)、「L'amore ci cambia la vita」(2002)、「A chi si ama veramante」(2004)

アルバム紹介

Gianni Morandi 「A chi si ama veramente」

Gianni Morandi 「A chi si ama veramente(CD+DVD)」 (2004)

 2004年11月に発売されたジァンニ・モランディのアルバムは、通常盤のほか、流行のDVD付限定盤(写真)も発売されました。
 CDの方は11曲入りで、1.「Solo chi si ama veramente」と7.「L'allenatore」がMarco ForniのプロデュースのほかはCelso Valliのプロデュースによるものです。ライター陣は1.がドメニコ・ディ・グラーチ(Domenico Di Graci=Bracco Di Graci)、3.「La vita insegna a vivere」がマウリツィオ・ファブリツィオ(Maurizio Fabrizio)、4.「Tu sei diversa」がルーカ・マドーニァ(Luca Madonia)、8.「Dovevi darmi retta」がマリエッラ・ナーヴァ(Mariella Nava)などといった具合に豊富です。曲は1.、6.、8.、10.、11.などのようなバラードが主体で、オーケストラをバックに大きなスケールで歌っています。3.、5.などはテンポの速い曲で、思わず口ずさめるような曲です。全体的にアコースティックで聴きやすい曲が多く、落ち着いた雰囲気のよいアルバムだと思います。
 DVDは、本作のバックステージと、彼の出身地モンギドーロ(Monghidoro)で8月20日に行われた野外コンサートの模様をダイジェストで収録、最後にフォトギャラリーが収録されています。コンサートは代表曲15曲が歌われていますが、ほとんどが短くアレンジされていたり、編集されて途中で終わっていたりしますので、収録時間は40分程度と短めです。
(EPIC Sony Music EPC 519170 9)


 Gianni Morandi 「L'amore ci cambia la vita」

Gianni Morandi 「L'amore ci cambia la vita」(2002)

 チェルソ・ヴァッリのプロデュース、アレンジによるものです。ピアノやシンセなど多くの楽器をヴァッリが手掛けていて、厚みを感じさせるアレンジとなっています。Laurex作曲のタイトル曲1.はアコースティック・ギターとオーケストラが印象的な哀愁を感じさせる曲となっています。いつものモランディのアルバムの1曲目はわりとノリがいい曲が多いので、「あれっ?」と思わせます。偉大なる作詞家モゴールとマリオ・ラヴェッツィの2.「L'amante」は軽快な曲。続く3.「Una vita normale」もモゴール、ラヴェッツィの作品ですが、こちらはバラード。アルバム後半にも軽快な曲がありますが、モランディ自身の作詞、マルコ・ファラジァーニ作曲によるラストの11.「Il mio amico」は感動的なバラードとなっており、やはり秋に向けてのアルバムはモランディといえども落ち着いた曲が多いようです。
(EPIC EPC 508661 2)


Gianni Morandi 「Come fa bene l'amore」

Gianni Morandi 「Come fa bene l'amore」 (2000)

 ジァンニ・モランディの2000年発売の本作のプロデュースはエロス・ラマゾッティ。サンレモ3位入賞曲1.「Innamorato」をはじめ全11曲を収録。うち6.「Un abbraccio fortissimo」以外は共作者としてエロスが作詞・作曲に関わっています。アレンジはチェルソ・ヴァッリ、エロス、クラウディオ・グイデッティ。モランディとエロスとは歌手のサッカーイタリア代表チームでも一緒の大の仲良し。エロスはギターやコーラスなど全面的にバック・アップしています。11.「Non ti dimenticherò」では女性歌手アレクシア(Alexia)とデュエットしています。エロスならではの軽快なポップ・ナンバーが中心。
(BMG RICORDI 74321742552)


Gianni Morandi 「Morandi」

Gianni Morandi 「Morandi」 (1995)

 1995年サンレモ音楽祭に出場したモランディは前年の来日時にコーラスとして参加した女性歌手バルバラ・コーラとデュエットした「In amore」で2位になり、このアルバムに収録しています。なお、サンレモのオムニバス盤とは別テイクとなっています。その他このアルバムからは7.「La regina dell'ultimo tango」がヒットしたほか、2.の「Fino alla fine del mondo」がモランディ主演の映画「La voce del cuore」(日本未公開)の主題曲となりました。全体的にポップで心地よいアルバムです。
(BMG 74321-32572-2)


Gianni Morandi  「Morandi Moramndi」

Gianni Morandi 「Morandi Moramndi」 (1992)

 このアルバムではモランディ自身が作曲もしています。1.の「Il presidente」もそのひとつで、この歌はルーチォ・ダッラの「Se io fossi un angelo(僕が天使だったら)」と似た曲で、こちらは「僕が大統領だったら」という内容です。また、4.のスペイン風の軽快なナンバー「Banane e lampone(chi c'era con te)(バナナとラズベリー)」がヒットし、1994年の池袋でのコンサートでも好評でした。この歌の作曲者フランツ・カンピも彼自身のアルバムで歌っているようです。
(RCA 74321-11821-2)


Gianni Morandi  「Varieta'」

Gianni Morandi 「Varietà」 (1989)

 上記の前作でルーチォ・ダッラと共演したモランディですが、その翌年発売の本作はダッラおよび同じくボローニャの鬼才マウロ・マラヴァーズィとの共同プロデュースによるものです。もちろんプロデュースの二人も演奏に参加していて、マラヴァーズィはキーボード、ピアノを、ダッラにいたってはキーボード、アコーディオン、シタール、サックスまでこなす熱の入れようです。タイトル曲1.はモゴール作詞、元イル・ヴォーロのメンバーでカンタウトーレのマリオ・ラヴェッツィの作曲。ラヴェッツィ自身もアルバム「Voci」で歌っています。他はダッラの曲やダッラとマラヴァーズィの共作が中心で、それらは曲調やモランディの歌い方からも聴いてすぐにダッラの曲だなーと思います。ディスコ調、といっても決してうるさい曲じゃない2.「Bella signora」がシングル・カットされてヒットしました。
(RCA PD 74355)


Lucio Dalla e Gianni Morandi 「Dalla/Morandi」

Lucio Dalla e Gianni Morandi 「Dalla/Morandi」 (1988)

 ルーチォ・ダッラとジァンニ・モランディは共にボローニャ出身で年齢的にも近いこともあって昔から仲が良かったようです。その二人が共演したアルバムです。プロデュースはダッラおよびボローニャで活躍するマウロ・マラヴァーシ。曲はこの年ヒットした「Vita」や、かつてのヒット曲の再録音で「C'era un ragazzo che come me amava I Beatles e I RollingStones」など15曲が収録されています。バックにはロンアンドレア・ミンガルディが、9.の「Emilia」ではこの曲を作詞したカンタウトーレのフランチェスコ・グッチーニが参加しています。なお、ダッラとモランディの2人はコンサート・ツアーも行い、その模様を収録したビデオも発売されました。
(RCA PD 71778)


Gianni Morandi  「Le italiane sono belle」

Gianni Morandi 「Le italiane sono belle」 (1987)

 この年前述の通りモランディ、ウンベルト・トッツィエンリコ・ルッジェーリのトリオでサンレモで優勝しましたが、その優勝曲8.「Si può dare di più(もっと、もっと)」が収録されているアルバムです。このアルバムでは、アンドレア・ミンガルディが1.「Tutti abbiamo una canzone」、2.「Quando sarò grande」を、エンリコ・ルッジェーリが6.「Anna e il freddo che ha」を書いていますが、これらは後年作曲者自身がそれぞれのアルバムで歌っていますので、そちらと聴き比べてみるのも面白いでしょう。
(RCA PD 71211)


Gianni Morandi  「Morandi in teatro」

Gianni Morandi 「Morandi in teatro」 (1986)

 モランディのCDとしては唯一のライヴ盤で、1.「Un mondo d'amore(愛の世界)」、3.「Occhi di ragazza(少女の瞳)」などのかつてのヒット曲や、この前年発表したアルバムから12.「Uno su mille(1000分の1)」、18.「Canta ancora perme」などが収録されています。また、クラウディオ・バリオーニの10.「Poster」やルーチォ・バッティスティの9.「Emozioni(エモツィオーニ)」、ナポレターナの名曲11.「Reginella(レジネッラ)」などもメドレーとして歌っています。一部はカラオケが使われているのが残念ですが、1994年の池袋でのコンサートを思い出させてくれました。
(RCA ND 71824)


 Gianni Morandi  「Uno su mille」

Gianni Morandi 「Uno su mille」 (1985)

 「Morandi in teatro」以前の彼のアルバムはCD化されていなかったのですが、1998年に本作がめでたくCD化されました。エンリコ・ルッジェーリ作曲の1.「Canta ancora per me」、アメデオ・ミンギ作曲の2.「1950」とカンタウトーレの曲が続きます。これらはいずれも作曲者自身が歌った録音も存在します。3.はヒット曲のタイトル曲。4.「Solo lui,solo lei」ではイタリアで人気のジャズ・シンガーのエイミー・スチュアートとデュエットしています。全体的にイタリア歌謡の延長線上といった感じの明るい雰囲気ながらも7.「Facile così」で急にシブい展開に変わったと思ったらイヴァーノ・フォッサーティの曲とわかり納得。11.はこの曲でその名を知らしめたカンタウトリーチェのマリエッラ・ナーヴァの作曲。
(RCA 74321573812)


 Gianni Morandi  「Questa e' la storia“Andavo a cento all'ora”」

Gianni Morandi 「Questa è la storia“Andavo a cento all'ora”」 (1994)

 モランディのような大ベテランはベスト盤も多数出ているのですが、こちらのRCA盤は年代順に3種類出ていますが、歌詞と昔の写真などの付いたブックレットが付いていることと、収録曲が多いのでおすすめです。こちらは1962年のデビューから1968年までのヒット曲を集めたもので、1曲あたりの録音時間が短いこともあってなんと30曲も収録されています。映画「太陽の下の18歳」挿入歌で、巨匠エンニオ・モリコーネの作曲の2.「Go-kart twist(サンライズ・ツイスト)」、スケールの大きな歌唱がとても10代とは思えない9.「Inginocchio da te(あなたにひざまづいて)」、16.「Se non avessi più te(君なしには生きられない)」、20.「Notte di ferragosto(8月15日の夜)」など若き日の彼のヒット曲を堪能できます。それにしても若い頃のモランデイって今以上に歌い上げるんですよね。ここまでやるか、ってくらいに。3種類のうち、あとの2作はひとつが1960年代後半から70年代まで、もうひとつが1980年代から90年代までの録音を集めています。
(RCA 74321-19547-2)

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