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Giò Di Tonno | ジォ・ティ・トンノ

バイオグラフィー

 1973年8月5日Pescara(ペスカーラ)生まれ。本名Giovanni。 最初に音楽に触れたのは8歳の時で、ピアノを弾きました。 その後ポピュラー音楽に興味を持ち、15歳の時には曲を書き始め、カンタウトーレとしての道を歩むことになります。また、様々なグループに参加して歌い、リーダー格にまでなりました。
 1993年にはサンレモ・ジョヴァニ(Sanremo Giovani)で「La voce degli ubriachi「を歌い、1994年にはサンレモ音楽祭の新人の部に出場して「Senti uomo「を、翌95年も出場して「Padre padrone「を歌い、初めてのアルバムも発売されました。
 その後もポップス・シーンで活動していましたが、2002年にはRiccardo Cocciante(リッカルド・コッチァンテ)が音楽を担当して大ヒットしたミュージカル「Notre Dame de Paris「のイタリア語版でQuasimodo(カジモド)役に抜擢されて大活躍、その歌声は全世界にまで届きました。
 そして2008年、アルゼンチンの女優・歌手のLola Ponce(ローラ・ポンス)とのデュエットで再びサンレモ音楽祭に帰ってきてGianna Nainini(ジァンナ・ナンニーニ)作曲の「Colpo di fulmine「で優勝、再びポツプス界で脚光を浴びることになりました。久々のアルバム「Santafe「も発売し、ツアーも行っています。

アルバム紹介

Gio' Di Tonno "Santafe'"

Giò Di Tonno 「Santafè「 (2008)

 サンレモ優勝の栄冠を手にし、満を持して発売された久々のアルバムで、Maurizio Raimo(マウリツィオ・ライモ)とディ・トンノ自身のプロデュース。
 オープニングからいきなり「これぞ王道ともいうべき、歌い上げるバラード曲です。2・3とミディアム・テンポの曲が続き、4はオーケストラを導入したバラード。5は上述の通りLola Ponce(ローラ・ポンス)とのデュエットによるサンレモ音楽祭優勝曲で、スケールの大きなバラードながらも、随所に作曲のGianna Nainini(ジァンナ・ナンニーニ)ならではのフレーズを感じます。哀愁あるバラードに7続く8もバラード。そして9は再びローラ・ポンスとのデュエットで、ダイナミックなヴォーカルを堪能できます。子供のコーラスが入る10、アップテンポの11と、少し毛色の違う曲が入り、ラストのバラードは大ヴェテラン俳優のGiancarlo Giannini(ジァンカルロ・ジァンニーニ)の語りで締めくくられています。
 全体を通して歌い上げる曲が多く、男性歌手でここまで歌い上げるアルバムは久々に聴いた感じがします。
 なお、5以外はディ・トンノ自身の作曲で、作詞ははAlessandro Di Zio(アレッサンドロ・ディ・ツィーオ)が務めて(2・6・7はディ・トンノとの共作)います。
(Raimoon 0191782ERE)

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