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Carla Cocco | カルラ・コッコ

バイオグラフィー

 サルデーニャの血を受け継ぎ、ローマに暮らすカンタウトリーチェ。カルボーニァ(Carbonia)生まれ。母方の祖母はギリシャをルーツとしています。
 ローマに移住後はクラブや、ローカル・シーンで活動していましたが、 2008年に最初のアルバム「Una carezza nessun valore」を発売。2012年にはセカンド・アルバム「Respiro」を発売し、今後も活躍が期待される女性歌手です。

アルバム紹介

Carla Cocco 「Respiro」

Carla Cocco 「Respiro」(2012)

 セカンド・アルバム。プロデューサーはGianni Ciuffini(ジァンニ・チィウフィーニ)。アレンジはNiccolò Fabi(ニッコロ・ファービ)やBungaro(ブンガロ)などのアルバムを手がけたAidan Zammit(アイダン・ザミット)が担当しています。
  1はピアノをベースに、オーケストラを導入したスケールの大きなバラードです。2はブラジルの大ヴェテラン・シンガー・ソングライター、Toquinho(トッキーニョ)をゲストに迎え、彼のギターとともに、息の合ったデュエットを聴くことができます。作詞はジャーナリスト、ラジオ番組司会者でもあるMax De Tomassi(マックス・デ・トマッスィ)です。3はライヴ映像も公式に公開されている曲で、パンチのあるヴォーカルが印象的です。4はMina(ミーナ)の1993年のアルバム「Lochness」に収録されていた曲のカヴァーで、Minaに見出された2人組のグループAudio 2(アウディオ・ドゥエ)のGiovanni Donzelli(ジォヴァンニ・ドンツェッリ)とVincenzo Leomporro(ヴィンチェンツォ・レオンポッロ) の作品。アルバム中盤には7のように軽快な曲も収められています。9は前述のAudio2のGiovanni Donzelliとのデュエット曲です。彼はLucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)によく似た声の持ち主で、デビュー当時大変話題になりました。11と12はMinaの曲のカヴァーで、11は1969年、12は1967年の曲。特に12は軽快なスイング曲のため、ジャズ界も含めて多くの歌手によりカヴァーされており、つい先日もSilvia Anglani(シルヴィア・アングラーニ)もアルバムに収録しています。ラストの13はブラジルの女性歌手Maria Gadú(マリア・ガドゥ)の曲「Altar particular」のカヴァーです。
 全体的にミディアム・テンポまたはバラード曲が多く、大人の雰囲気で完成度の高いアルバムとなっています。
1.Respiro su respiro 2.Stiamo insieme (con Toquinho) 3.Paradiso in guerra 4.Raso 5.Cento parole 6.32 maggio 7.Sorvolando liberi 8.I colori non sono siniti 9.Fonte chiara (con Giovanni Donzelli) 10.Viso di pietra nera 11.Un'ombra 12.Conversazione (Live) 13.Altare personale
(GLOBO multimedia)

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