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Vinicio Capossela | ヴィニーチォ・カポッセラ

バイオグラフィー

 1965年12月14日ドイツのハノーバー生まれ。北イタリアで育ちました。
 パルマ、レッジョ・エミリア、モデナといった地域のクラブやバーで演奏活動を開始しました。ジャズのエッセンスを取り入れ、ハスキーな声の歌が持ち味です。
 1990年デビュー・アルバム「All'una e trentacinque circa」を発表。「ルイジ・テンコ賞」で最も優れたデビュー・アルバムに与えられる賞を受賞しました。以後「Modi」(1991)、「Camera a Sud」(1994)、「Il ballo di San Vito」(1996)、「LIVEINVOLVO」(1998)とアルバムを発売しています。

アルバム紹介

Vinicio Capossela 「LIVEINVOLVO」

Vinicio Capossela 「LIVEINVOLVO」(1998)

 初のライヴ・アルバム。1997年10月22日、ナイマ・クラブという会場での録音。カポッセラ自身のピアノに、エンリコ・ラッザリーニ(ウッドベース)、ミルコ・マリアーニ(ドラムス)、ピエロ・オドリーチ(サックス)、ルチァーノ・ティティ(アコーディオン・オルガン・パーカッション)、ジァンカルロ・ビアンケッティ(ギター)という編成。ライヴは彼自身の作詞・作曲による14曲に、ブルーノ・マルティーノが創唱しブラジルのジョアン・ジルベルトにより世界的に知られるようになった6.「Estate」、M.Moresという人が作りカポッセラのイタリア語訳詞がついた7.「Cristal」、ロシアのウラジミル・ヴィソーツキの作品17.「Il pugile sentimentale」をカヴァーしてています。「Camera a Sud」に収録されている11.「Che cossè l'amor」は映画「Tre uomini e una gamba」の挿入歌となったようです。エンディングの18.「Scatà scatà」のみスタジオ録音の新曲となりました。パオロ・コンテとか、フランスのアルチュール・アッシュなどが好きな方にはお奨めできるアルバムだと思います。
(CGD 3984-22454-2)


Vinicio Capossela 「Camera a Sud」

Vinicio Capossela 「Camera a Sud」(1994)

 ジャケットの写真を見て、一転ポップになったのか?と思いきや、実際は前作からの流れとなっています。この人はサンレモなどにはもちろん出ないので資料もなく、詞も難しそうなので、あまり具体的な説明が出来ないのが申し訳なく思います。1.「Non e l'amore che va via」、2.「Zampanò」、4.「Che cosse l'amor」など前作よりもパッと聴いて印象に残るナンバーが多く、曲数も13曲と聴き応えのあるアルバムとなっています。プロデュース、アレンジ等は前作と同じです。
(CGD 4509 97524-2)


Vinicio Capossela 「Modi」

Vinicio Capossela 「Modì」(1991)

 モディリアーニの絵をジャケットに使ったセカンド・アルバムで、当時日本の輸入盤店でも結構扱っていました。まだ25〜6歳とは思えないしゃがれ声で歌っています。オーソドックスなメロディーとは無縁ですが、ワルツっぽいタイトル曲1.が一押しのナンバーです。作詞・作曲は全曲彼自身によるもので、プロデュースはレンツォ・ファンティーニ。アレンジはアントニオ・マランゴーロ。
(CGD 9031 75643-2)

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