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Micol Barsanti | ミコール・バルサンティ

バイオグラフィー

  1983年7月2日ジェノヴァ生まれのカンタウトリーチェ。。
Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)、Pino Daniele(ピーノ・ダニエーレ)、Antonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)といったカンタウトーレの曲を聴いて育ちました。
 3歳のときに両親に連れられてClaudio Baglioni(クラウディオ・バリオーニ)のコンサートに行ったそうです。
 1980年代の終わりに父の故郷であるLucca(ルッカ)郊外のGarfagnana(ガルファニャーナ)に移住。1993年からギターの勉強を始め、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)、Cat Stevens(キャット・スティーヴンス)、Suzanne Vega(スザンヌ・ヴェガ)、Sade(シャーデー)、Nada(ナーダ)、Ivano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ)、Edoardo Bennato(エドアルド・ベンナート)、Jovanotti(ジョヴァノッティ)、Alex Britti(アレックス・ブリッティ)、Laura Pausini(ラウラ・パウズィーニ)らより多くのアーティストの音楽を聴くようになり、歌にも情熱を注ぐようになります。
 さらに、Mogol(モゴール)の学校CETでも学び、2002年にローマ出身の女優のCecilia Dazzi(チェチリア・ダッツィ)に出会うと、彼女と共にコラボレーションが生まれ、数曲のデモ・ヴァージョンが出来上がりました。
 そしてそれを聴いたJovanotti(ジョヴァノッティ)は彼女の実力を認めてプロデュースを行い、2007年6月にデビュー・アルバム「La chiave del sole」を発売。「Entra nel cuore」と「Rido Al Cielo」がシングル・カットされています。
 また、それに先駆けて5月にはMantova(マントヴァ)のフェスティヴァルの新人部門で3賞を受賞し、今後も活躍が期待されています。

アルバム紹介

Micol Marsanti「La chiave del sole」

Micol Marsanti「La chiave del sole」(2007)

 デビュー・アルバム。多くの曲をCecilia Dazzi(チェチリア・ダッツィ)が手がけています。シングルカットされた1はミディアム・テンポに哀愁を帯びたオーケストラが入る佳曲で、最近にしては珍しく3分台の短い曲です。2・3と同傾向の曲が続き、ちょっと飽きてしまう感じがします。4はアコースティックギターによるバラードかと思いきや、転調した後には1980年代のポップスを思わせるエレクトリックなアレンジが施されています。5でようやくアコースティック・ギター1本によるバラード曲が登場し、変化が訪れます。6以降は再びミディアム・テンポの路線に戻り、9で再びバラード曲が登場。10は2のロング・バージョンで6分を超える曲となっています。
 曲の傾向としては最近のサンレモ音楽祭で優勝したSimoneCristicchi(シモーネ・クリスティッキ)や新人の部優勝のFabrizio Moro(ファブリツィオ・モーロ)のように、ラップなどを取り入れたミディアム・テンポの曲が多く、曲の変化に乏しい感は否めないものの、今後の作品に注目していきたいと思います。

1.Entra nel cuore 2.Rido al cielo 3.Vacanza 4. Di + 5.Minnamori 6.Trampolino 7.Se devo chiudere gli occhi 8.Labirinto 9.Farfalla 10.Rido al cielo (Long Version)
(Soleluna Music 1732344)

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