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Alex Baroni | アレックス・バローニ

バイオグラフィー

 1966年12月22日ミラノ生まれ。90年より化学の学士を取るために勉強する傍らミラノにおいて演奏活動を開始し、1996年サンレモ音楽祭にオーケストラのコーラスとして参加、レコード会社の「I Piloti」と契約するきっかけとなりました。
 1997年サンレモ音楽祭新人の部で「Cambiare」を歌い、その歌唱力がルチァーノ・パヴァロッティら特別審査員に高く評価され、他界したドメニコ・モドゥーニョにちなんだ「Volare」賞を受賞。デビュー・アルバム「Alex Baroni」を発売しました。翌1998年、サンレモのビッグの部に出場して「Sei tu o lei(Quello che voglio)」を歌いますが、既発表曲と似ているとの理由で審査対象外となってしまいました。そして、セカンド・アルバム「Quello che voglio」を発売。1999年、サード・アルバム「Ultimamente」を発売しています。
 今後の活躍が期待されていましたが、2002年に36歳の若さで交通事故により亡くなりました。

アルバム紹介

Alex Baroni 「Ultimamente」

Alex Baroni 「Ultimamente」(1999)

 99年9月発売のサード・アルバム。ギター、ピアノ、キーボード、コンピューター・プログラミングを担当しているマルコ・リナルドゥッツィと2曲のベースも担当しているマッシモ・カラブレーゼがデビュー以来のプロデュースを担当しています。ミディアム・テンポの曲に混ざって4.「Sail on」、7.「Solo per te」、9.「Non ci pensare」、10.「Voci di notte」、12.「E il cielo mi prese con se」のようなバラードを歌っていて、ポップス・ファンにアピールした内容となりました。2.「Quando l'amore se ne va」はヒットメーカーのフランコ・ミリアッチ作詞・クラウディオ・マットーネ作曲、11.「Everything」はアレックス自身が作った英語詞の曲、12.はレナート・ゼロ作詞。今回も彼が大好きなビートルズの曲を歌っていて、13.「Mother nature's son」がそれです。
(I Piloti dischi-Ricordi 74321698652)


Alex Baroni 「Alex Baroni」

Alex Baroni 「Alex Baroni」(1997)

 デビュー・アルバムです。アレックスはそのルックスからすると、ラップでもやりそうな感じに見えるのですが、実はとてもオーソドックスなバラードなど普通のポップスを歌うシンガーなのです。本作は日本の輸入盤店でもかなりの数置いていたので買われた方も多いと思います。2.「Cambiare」をサンレモのオムニバス盤で聴いて買われた方なら納得の一枚となったはず。サンレモ新人の部の出場者選考のための「Sanremo Giovani」で歌った7.「Ce la faro」もグッとくるようなバラード曲で、サンレモ本選で歌った2.よりも厚みが感じられる曲。また、アコースティックな10.もオススメ、どこかで聴いたような感じの歌ですが・・・。11.はビートルズの曲「In my life」です。
(I Piloti Dischi 74321463002 TCMRL 463002)

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