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Artisti vari | コンピレーション盤CD

アルバム紹介

Artisti vari 「Il volo di volodja」

Artisti vari 「Il volo di volodja」 (1993)

 旧ソ連で民衆に圧倒的な支持を得ていたシンガー・ソングライターVladimir Vysotskij(ウラジーミル・ヴィソーツキイ)のトリビュート・アルバム。エウジェニオ・フィナルディ、ロベルト・ヴェッキオーニ、リガブーエ、ヴィニーチォ・カポッセラクリスティアーノ・デ・アンドレ、フランチェスコ・グッチーニ、ミルヴァアンドレア・ミンガルディジォルジォ・コンテ、アンジェロ・ブランドゥアルディなどといった錚々たる顔ぶれが登場。2.と11.のみヴィソーツキイに捧げた曲として書かれたイタリアの曲です。
 私自身ヴィソーツキイのアルバムは聴いたことがないので、それぞれの曲についてはよくわからないのですが、何ともいえない叙情があります。
 ラストの15.はヴィソーツキイ本人の録音で、あまりの迫力に圧倒されます。 
1. Eugenio Finardi / Dal fronte non è più tornato 2. Roberto Vecchioni / Vladimir 3. Ligabue / Variazioni su temi zigani 4. Vinicio Capossela / Il pugile sentimentale 5. Marina Vlady / Ho portato la mia pena 6. Cristiano De Andre / Il bagno alla bianca 7. Paolo Rossi / Ginnastica 8. Juan Caros 「Flaco「 Biondini / Humo 9. Francesco Guccini / Il volo interrotto 10. Milva / Cavalli bradi 11. Giorgio Conte / De profundis 12. Andrea Mingardi / Il volo di Volodja 13. Angelo Branduardi / L'ultimo poema 14. Marina Vlady & Eugenio Finardi / Il canto della terra 15. Vladimir Vysotskij / Ochota na volvov
(ALA BIANCA DDCT 128553894-2)


Artisti vari 「Nuovo cinema italiano」

Artisti vari 「Nuovo cinema italiano」 (2004)

 最近のイタリア映画の主題歌・挿入歌を集めたコンピレーション盤。東京で開催された「イタリア映画祭2004」でも好評を博した映画「La finestra di fronte(向かいの窓)」のエンディング曲ジォルジァの1.「Gocce di memorie」をはじめ、ピーノ・ダニエーレの大ヒット曲2.「Quando」(オリジナルとは別ヴァージョン)、ミア・マルティーニが歌った「Almeno tu nell'universo(宇宙の中にあなただけ)」のエリーザによるリバイバルヒット曲5.、2004年のサンレモにも出場したブンガロの9.「Occhi belli」、ジャズ界から衝撃のデビューを果たしたセルジォ・カンマリエーレの16.「Troppo sole」など全16曲を収録しています。
1.Giorgia / Gocce di memoria 2.Pino Daniele / Quando 3.Carmen Consoli / L'ultimo bacio 4.Tiromancino / Due destini 5.Elisa / Almeno tu nell'universo 6.Samuele Bersani / Chiedimi se sono felice 7.Riccardo Sinigallia / Bellamore 8.Subsonica / Nuvole rapide 9.Bungaro / Occhi belli
10.Antonello Venditti / Con che cuore 11.Negrita / Ho imparato a sognare 12.Marina Rei / La parte migliore di me 13.Franco Battiato / Perduto amor 14.Lucio Dalla / Prima dammi un bacio 15.Daniele Groff / Every day 16.Sergio Cammariere / Troppo facile
(BMG RCA 82876605642)


Artisti Vari 「Really!! They sing it in italian!!」

Artisti Vari 「Really!! They sing it in italian!!」(1995)

 これはとても珍しい音源を集めたコンピレーション盤です。1950・60年代に英語圏のアーティストがイタリア語で歌った曲を集めたもので、2.ポール・アンカの「Diana(ダイアナ)」、ジョディ・ミラーの12.「Io che non vivo(この胸のときめきを)」など全28曲を収録。ただ、残念なことに曲のタイトルとアーティスト名しか書いていないので、イタリアの曲なのか、元々英語で歌われた曲をイタリア語で歌っているのかの判別が出来ません。作詞・作曲者名も書いていないし… どこの国でプレスされたCDなのかも不明。
(Pegasus Records PG5001)

 


Artisti vari 「Viva Sanremo」

Artisti vari 「Viva Sanremo」 (2000)

 2000年に50回を迎えたサンレモ音楽祭ですが、イタリアでは記念の本などは出版されていたようですが、CDはあまり発売されなかったようです。本作はドイツで発売されたサンレモ50回記念2枚組CDです。楽曲の優勝年などのデータが間違っていたり、オリジナル歌手ではなく無名の歌手によるカヴァーや、オリジナル歌手が歌っていても新録音だったり、と完全に満足できる内容ではありませんが、なかなか変わった選曲が楽しめます。オリジナル音源は、CD1では1961年2位でアドリアーノ・チェレンターノの3.「24,000 baci(24,000回のキッス)」、サント・カリフォルニアが歌った1977年3位の4.「Monica」、同年2位でコラージェが歌った8.「Tu mi rubi l'anima」、ミーナが歌った1961年の7.「Le mille bolle blu(青い泡がいっぱい)」、ドメニコ・モドゥーニョの1966年優勝曲11.「Dio,come ti amo(愛は限りなく)」、トト・クトゥーニョが歌った1983年の18.「L'italiano(イタリアーノ)」、プーがたった一度だけ出場して優勝した1990年の20.「Uomini soli」などが、CD2ではリッキーとポーヴェリが歌った1985年優勝曲1.「Se m'innamoro(恋に落ちて)」、ニーノ・ダンジェロが歌った1986年の7.「Vai」、ジュリーという歌手が歌った1982年選外曲11.「Cuore bandito」、ステファノ・ボルジァが歌った1985年選外曲12.「Se ti senti veramente un amico」、フラヴィア・フォルトゥナートが歌った1983年入賞曲14.「Casco blu」、パオロ・リヴィエラが歌った1980年の16.「Cavallo bianco(白馬)」、アル・バーノとロミナ・パワーが歌った1984年優勝曲20.「Ci sarà(愛の架け橋)」などを収録しています。日本でサンレモのLPが発売されなくなった1970年代後半から1980年代の曲を聴くことができるのが嬉しいです。また、曲も上位入賞曲だけではなく、選外曲まで含んでいるのが興味深いところです。なお、個人的にはティツィアーナ・リヴァーレの1983年優勝曲CD217.「Sarà quel che sarà」が新録音でがっかり。これがオリジナルだったら、LPとCDでサンレモの全優勝曲の音源が揃ったのに… 他にがっかりしたのは、エドゥアルド・デ・クレッシェンツォのCD16.「Ancora(アンコーラ)」がライヴ録音の短縮版だったことと、ジリオーラ・チンクェッティのCD115.「Chiamalo amore」が新録音だったことなどです。
(ZYX MUSIC ZYX 81261-2)


Artisiti Vari 「Anima Latina」

Artisiti Vari 「Anima Latina」

 ボローニャのIRMAレーベルという、ジャズ系のレーベルから発売されたコンピレーション盤で、イタリアン・ポップスのスタンダードを若手歌手・グループがラテンのアレンジにより録音したもの。それぞれのトラックはオリジナルのアーティストに捧げられています。まずはグループのクインテットX(Quintetto X)がオルネッラ・ヴァノーニトッキーニョの共作1.「Senza paura」を、エリーザ(多分2001年サンレモ音楽祭優勝のElisa)がジォルジァの2.「E poi」を取り上げています。クーバ・リブレ(Cuba Libre)はネーリ・ペル・カーゾの7.「Le ragazze(女の娘たち)」を、リディッロ(Ridillo)はミーナの9.「Cartoline」を、アンド・バンド(And Band)はリッカルド・コッチァンテがミーナとデュエットした「Questione di feeling」を意欲的に演奏しています。イタリア以外の曲では、ドミノ(Dominò)によるアニタ・ベイカーの「You bring me joy」のイタリア語盤「Se tu mi vuoi」、アル・カステッラーナ(Al Castellana)によるイーグルスの「I can't tell you why」のイタリア語盤「Non tradire mai」など、珍しいナンバーも楽しめます。なお、NIPPON CROWNによる輸入盤は歌詞・対訳付きとなっています。
(IRMA 484063-2・日本語解説付きはNIPPON CROWN CRCJ-6504)


Artisti vari 「Viva Napoli! Live!!」

Artisti vari 「Viva Napoli! Live!!」 (2000)

 2000年11・12月の民音「VIVA NAPOLI! ナポリ民謡の祭典」の公演の際に会場内にて発売されたキングレコードの協力による民音製作の限定盤アルバム。同公演とほぼ同内容の2000年6月ナポリ録音によるライヴ盤です。アウレリオ・フィエッロの2.「'E spingole frangese(こいきなフランス・ピン)」、6.「Santa Lucia luntana(遥かなるサンタ・ルチア)」、マリオ・マリオーネの4.「Mmiez' 'o ggrano(こおろぎの鳴く頃)」、リタ・ロンディネッラの3.「Passione(情熱)」、松本淳子の5.「A tazza 'e cafe'(一杯のコーヒー)」など、ジァンニ・パラッツォのギター・ソロ2曲を含めて計21トラックが収録されています。東京公演では演奏されなかったマリオの14.「Caruso(カルーソー)」や、松本の15.「Munasterio e Santa Chiara(サンタ・キァーラ寺院)」が収録されていますが、逆にコンサートで好評だったアウレリオのヒット・メドレー、「'A pizza」、4人で歌った「'A città 'e pulecenella(プルチェネッラの町)」などが収録されていないのが個人的には少し残念です。しかし、こうしたライヴ録音は現地でもなかなか発売されないものでしょうし、収録時間も73分を超える長いものなので大満足です。コンサートに行かれたときに本作を買われた方はよい思い出となることでしょう。
(MIN-ON MC-1033)


Artisti vari 「1°Festival della Canzone Regina」

Artisti vari 「1°Festival della Canzone Regina」 (1996)

 詳しいことはよくわからないのですが、歌の女王を決めるという第1回フェスティヴァル(?)のライヴ盤です。アレアンドロ・バルディフランチェスカ・アロッタのデュエットによる1.「Non amarmi」(1992年サンレモ新人の部優勝曲)、カマレオンティの6.「Perchè ti amo」のように参加歌手自身のヒット曲もありますが、ほとんどがカヴァーで、ニーノ・ダンジェロが歌う2.「Tu si 'na cosa grande(素敵なあなた)、9.「Guaglione(ガリオーネ)」、ミーノ・レイターノが歌う3.「Questo piccolo grande amore」、14.「Perdere l'amore(愛を失って)」、ジァンニ・ナザーロが歌う4.「Io vagabondo」、15.「´O surdato ´nnammurato(恋する兵士)」、ウィルマ・ゴイクが歌う5.「Quando quando quando(クァンド・クァンド・クァンド)」、レットーレが歌う8.「Grande grande grande(グランデ・グランデ・グランデ)」、マルチェッラが歌う12.「Ancora」、カマレオンティが歌う16.「Caruso(カルーゾ)」などイタリアのおなじみのヒット曲を他の歌手たちが歌っているのです。全15曲収録で、参加歌手は上記のように中堅からベテラン勢が多くなっています。このフェスティヴァル、第2回以降が行われたかどうかは不明。オーケストラのアレンジはひげの名指揮者ペッペ・ヴェッシッキォです。
(RTI Music RTI 2011-2)


Artisti vari 「Canzoni per te dedicato a Sergio Endrigo」

Artisti vari 「Canzoni per te dedicato a Sergio Endrigo」(2002)

 面白いアルバムを入手しました。2001年のサンレモ市アリストン劇場におけるPremio Tenco(故ルイジ・テンコを追悼し、テンコの遺志を継ぐカンタウトーレたちに賞が贈られるコンサート)の中で行われた「セルジォ・エンドリゴに捧げる夕べ」のライヴ録音を中心としたアルバムです。ジーノ・パオーリブルーノ・ラウツィ、エンツォ・ヤンナッチら1960年代からエンドリゴと共に活躍しているカンタウトーレや、現代を代表するトスカクリスティアーノ・デ・アンドレ、そしてPremio Tenco受賞経験もあるヴィニーチォ・カポッセラセルジォ・カンマリエーレらが参加し、エンドリゴの曲を歌っています。もちろんエンドリゴ自身も参加しています。
 収録曲は下記の通りで、ジーノ・パオーリ、ブルーノ・ラウツィ、ロベルト・ヴェッキォーニなどは複数曲歌っており、彼らのファンには嬉しいところ。いずれもアコースティックな演奏で、エンディングのエンドリゴの歌にはパオーリ、カンマリエーレ、トスカらのほかディロッタ・ス・クーバのシモーナ・ベンチーニやイレーネ・グランディなど本作にソロが収録されていないアーティストもコーラスで参加しています。
 歌詞カードには曲と本作で歌っているアーティストの詳しい解説が書かれており、資料としての価値も十分です。
1.Vinicio Capossela / La bolle di sapone 2.Roberto Vecchioni / Vecchia balera〜I tuoi vent'anni 3.Bruno Lauzi / Via Broletto 34 4.Enzo Jannacci / Io che amo solo te 5.Bruno Lauzi / La rosa bianca 6.Acquaragia Drom / La guerra 7.Marisa Sannia / Mani bucate 8.Luis Eduardo Aute & Joan Isaac / Dimmi la verità  9.Gino Paoli / Teresa 10.Cristiano De André / Adesso sì 11.La Crus / La tua assenza 12.Tosca / Canzone per te 13.Gino Paoli / Lontano dagli occhi  14.Sergio Bardotti / La casa 15.Sergio Cammariere / L'arca di Noè 16.Il Parto delle Nuvole Pesanti / Lorlando 17.Gino Paoli / La prima compagnia 18.)Roberto Vecchioni/ Madame guitar 19.Sergio Endrigo / Mille lire 20.Chiaroscuro / Donna pubblicità  21.Arsen Dedic & Sergio Endrigo / Odlazac 22.Sergio Endrigo & Coro / Fare festa
※ いずれもPermio Tencoにおけるライヴ録音。14.は1983年、19.は1981年、21.は1982年の録音で、他はすべて2001年の録音です。
(LABIANCA DDCT128553870-2)


Artisti vari 「C'era una volta il festival」

Artisti vari 「C'era una volta il festival」 (1989)

 「昔あるところにフェスティヴァルがありました」と題された2枚組CD。1989年に開催された、かつてのサンレモのヒット曲を往年の歌手たちが歌って優勝曲を競うという、同名のテレビ・フェスティヴァルにちなんだオムニバス盤で、ほとんど新録音によるスタジオ録音です。優勝したのはカマレオンティのVol.1-11.「Eternità(永遠)」。他の出演者はVol.1には1.ボビー・ソロの「Una lacrima sul viso(ほほにかかる涙)」、2.トニー・ダッラーラ「Romantica(ロマンティカ)」、3.アンナ・イデンティチ「Taxi(雨のロマンス)」、6.ディーノ「Gli occhi miei(ささやく瞳)」、12.イヴァ・ザニッキ「Zingara(涙のさだめ)」、14.ドゥルーピ「Vado via(去り行く君)」、Vol.2には2.ジリオーラ・チンクェッティ「Non ho l'età(夢みる想い)」、3.ドナテッロ「Io mi fermo qui(ここにたたずんで)」、4.ベティー・クルティス「Al di là(アル・ディ・ラ)」、11.セルジォ・エンドリゴ「Canzone per te(君を歌う)」、13.エミリオ・ペリコーリ「Uno per tutte(ぼくの選ぶ人)」などが収録されています。全28曲中13曲が抜粋されて本作には入っていない3曲を加えた盤がキングから日本盤「サンレモ・ヒッツ・コレクション」として発売されています。原曲のアレンジを全く変えたものもあり、楽しめる内容です。特に、「60年代の曲を聴いてみたいんだけど、どうも古臭くってイヤ」という方はこうした新録音盤を聴いてみるのもいいでしょう。
(FIVE 2 CD FM 514206)


Artisti vari 「Innocenti evasioni」

Artisti vari 「Innocenti evasioni」(1993)

 ルーチォ・バッティスティの曲を他の歌手がカヴァーしたものを集めたアルバムです。12曲入りで、1.ラフ「E penso a te」、2.ファビオ・コンカート「Perché no」、3.パオラ・トゥルチ「Ancora tu」、4.マティア・バザール「Con il nastro rosa」、6.エウジェニオ・フィナルディ「I giardii di Marzo」がこのアルバムで初めてお目見えした曲で、他にアンナ・オクサ「Prendila così」、ルーカ・バルバロッサ「La canzone del sole」、エンリコ・ルッジェーリ「Anche per te」、リフティーバ「Il tempo di morire」、アンドレア・ミンガルディ「Io vorrei...non vorrei...ma se vuoi」、オルネッラ・ヴァノーニ「Sì,viaggiare」、マンゴ「Non è Francesca」が収録されています。なお、翌年続編も出ました。(Wea 4509 94586 2)


Artisti vari 「Tu chiamale se vuoi...emozioni Battisti cantano degli altri」

Artisti vari 「Tu chiamale se vuoi...emozioni Battisti cantano degli altri」 (1997)

 こちらもルーチォ・バッティスティの曲を他の歌手が歌ったものを集めたものですが、上のアルバムと違うのはカヴァーだけでなく、もともとバッティスティがその歌手のために書いた曲も含まれていて、録音年代も60〜90年代と広範囲です。2枚組全40曲入りで、イル・コーロ・デッリ・アンジェリ(現在のタゼンダのメンバーが所属していた)の「Il giardini di Marzo」、「Io vorrei...non vorrei...ma se vuoi」、ジァンニ・モランディの「Balla Linda」、「Emozioni」、イヴァ・ザニッキの「Il mio bambino」など貴重な録音も含まれています。(RCA 74321 424472(2))

 


Artisti vari 「Mina contro Battisti」

Artisti vari 「Mina contro Battisti」(1995)

 1995年11月にイタリアでテレビ放映された同名の歌番組からの2枚組ライヴ録音盤です。イタリア内外から参加した6組ずつの歌手・グループがそれぞれ「ミーナ・チーム」と「バッティスティ・チーム」に分かれ、2人のヒット曲を歌って勝敗を競う歌合戦で、「ミーナ・チーム」にはファウスト・レアーリマッシモ・ラニエーリ、フランチェスカ・スキアーヴォ、リタ・パヴォーネ、プラターズ、エイミー・スチュアートが参加。「バッティスティ・チーム」にはマウリツィオ・ヴァンデッリ(元エキッペ84)、クリスティアーノ・デ・アンドレ、ホセ・フェリシアーノ、アンドレア・ミンガルディ、エウジェニオ・フィナルディ、ウィルソン・ピケツトが参加しました。優勝はアンドレア・ミンガルディが歌った「Io vivrò(senza te)」でした。音質が今一つですが、めったにこうした歌番組のライヴ録音はCD化されませんし、再プレスもないでしょうから貴重です。なお、後に本作と同内容で、「ミーナ・チーム」と「バッティスティ・チーム」の録音を別々に1枚のCDに収めた「VIVA MINA」、「VIVA BATTISTI」というCDが出ています。
(RTI MUSIC RTI 0214-2)


Artisti vari 「InnaMorandi」

Artisti vari 「InnaMorandi」 (1998)

 こちらはジァンニ・モランディの曲を他の歌手が歌ったものを集めたものです。17曲中アンジェロ・ブランドゥアルディ「Principessa」、アメデオ・ミンギ「Solo all'ultimo piano」(ミンギ自身の作曲)、シャルピ「Bella signora」、レアンドロ・バルソッティ「Fatti mandare dalla mammma」など8曲がこのアルバムで初めて発表された作品です。その他にミーナの「Canzoni stonate」(1988)、ラガッツィ・イタリアーニの「Se perdo anche te」、ナタリア・エストラーダ(イタリア映画「踊れトスカーナ」にも出ていたスペインの女優・歌手)の「Bananas y frambuesa(Banane e lampone)」、ロッセッラ・マルコーネの「La mia nemica amatissima」などが収録されています。
(EMI 7243 8 23795 2 2)


Artisti vari 「Quando...tributo a Luigi Tenco」

Artisti vari 「Quando...tributo a Luigi Tenco」 (1994)

 ジーノ・パオーリの提唱によって製作されたルイジ・テンコへのトリビュート・アルバムです。トリビュート作品はパオーリの「Quando」、ロベルト・ヴェッキオーニの「Lontano,lontano」、アリーチェ「Se sapessi come fai」、ギャング「Vedrai,vedrai」、ティツィアーナ・ギリォーニ「Triste sera」、クリスティアーノ・デ・アンドレ「Un giorno dopo l'altro」、ステファノ・ベルッツィ「Ho capito che ti amo」、ピエランジェロ・ベルトーリ「Io sì」、エウジェニオ・フィナルディ「Ciao amore,ciao」、ノマーディ「Mi sono innamorato di te」などほとんどが新録です。エンディングにテンコの死後15年以上経った、84年に見つかった未発表曲で、モゴール作詞カルロ・ドニーダ作曲の「Più m'innamoro di te」、「Serenella」(ボビー・ソロによりヒット)の素晴らしい2曲が収録されています。(Wea 4509-98574-2)


Artisti vari 「Viva Napoli」

Artisti vari 「Viva Napoli」 (1994)

 カンツォーネ・ナポレターナの名曲を現代の歌手達が歌って、順位を競うという1994年に始まったテレビ・フェスティヴァルの「Viva Napoli」。第1回はファウスト・レアーリの「Malafemmena」が優勝しています。この時のライヴ録音盤です。他にミア・マルティーニの「Luna rossa」、フランコ・ファザーノの「Tu vuo' fa l'americano」、フランチェスカ・アロッタの「Munasterio 'e Santa Chiara」、マルチェッラの「'Na sera 'e Maggio」、イレーネ・ファルゴの「Reginella」、マッシモ・モドゥーニョの「Strada 'nfosa」(彼の父ドメニコ・モドゥーニョの曲)など全14曲が収録されています。全国区の歌手が出場したのはこの年だけで、第2回以降はナポリ出身の歌手を中心とした顔ぶれとなっており、CDも出ていないようです。
(RTI MUSIC RTI 1065-2)


Artisti vari 「Festival di Napoli 2001」

Artisti vari 「Festival di Napoli 2001」(2001)

 2001年7月8・9・11日に開催されたナポリ音楽祭のコンビレーションCDで、今回はサンレモ音楽祭のようにビッグの部と新人の部に分かれ、こちらはビッグの部参加曲を集めたものです。優勝のマリオ・メーロラと息子のフランチェスコ・メーロラ(Mario e Francesco Merola)による1.「Ll'urdemo emigrante」、2位のアントネッロ・ロンディ(Antonello Rondi)「Quanno m'arricordo 'e te」、3位のアレアンドロ・バルディ(Aleandro Baldi)4.「'Na ninna nanna 'e mare」はいずれも古き良き時代のナポレターナの伝統を受け継いだ美しいメロディーのバラード曲。そのほかクジーニ・ディ・カンパーニャ(Cugini di Campagna)の5.「Vita della vita」、ジルダ・ジュリアーニ(Gilda Giuliani)の6.「Esiste」、ジャルディーノ・デイ・センプリチ(Il Giardino dei Semplici)の10.「T.V.B.」といった、懐かしい顔ぶれも参加しています。ほとんどが伝統的ナポレターナをベースとした曲ですが、エスニック調のナポリ・チェントラーレ(Napoli Centrale)の13.「Tiramma 'a rezza」、ラテン調のエディー・ナポリ(Eddy Napoli)の15.「Rosamaria」といった、変り種も収録されています。また、Ylenia e Noli & Co.という男女のデュオが歌っている8.「Fino in Oriente」は松本淳子のオリジナル曲でアルバム「あなたに」に収録されているものをカヴァーしたものです。
(SELF CCD 3010)


Artisti vari 「Festival di Napoli Edizione '99」

Artisti vari 「Festival di Napoli Edizione '99」 (1999)

 1962年に始まったナポリ音楽祭。1回の優勝曲はニッラ・ピッツィが歌った「Desiderio 'e sole(太陽が欲しい)」でした。その後も「Guaglione(ガリオーネ)」や「Tu si 'na cosa grande(素敵なあなた)など数々のヒット曲を生みましたが、1970年を最後に消滅してしまいました。ところが、昨年復活し今年がリニューアル第2弾となっています。こちらは参加曲41曲を集めた2枚組CDです。参加歌手は無名の若手歌手がほとんどのようですが、さすがはナポリ。聴き応え充分です。優勝曲はナポレターナ部門がdisc12.の「Girasole」(歌:ジァンニ・フィオレッリーノ)、イタリア語ポップス部門がdisc118.の「Dove sei」(歌:ミレーナ・ペッリー)でした。
(TOP RECORDS NR13832)

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